EV充電の新しい形 - Resi-Chargeの進化
パナソニック株式会社が展開する集合住宅向けの電気自動車(EV)充電サービス「Resi-Charge(レジチャージ)」が、2025年6月から新たにパナソニック製のEVコンセントに対応することが発表されました。これにより、集合住宅でのEV充電器の設置が一層スムーズになると期待されています。特に、機械式駐車場(二段多段式)での設置や、イニシャルコストを抑えながら多数台を設置することができるようになります。
2020年のカーボンニュートラル宣言以降、政府や自治体はEV普及に向けた取り組みを加速させています。また、東京都では新築マンションに対するEV充電器設置義務化も進められており、集合住宅でもEV充電器の導入が当たり前になる流れが見込まれています。しかし、機械式駐車場における充電器設置の難しさや、イニシャルコストの増加といった課題もあるのが現実です。
「Resi-Charge」がEVコンセントに対応したことで、これらの課題解決に道が開かれます。特に、EVコンセントは従来の充電器と比較して安価であるため、将来のEVユーザーの増加に備えて専有区画に多数設置する場合でも負担を軽減することが可能です。また、EVコンセントと共に導入される「Resi-Charge」専用盤は、特定計量制度に基づいた計量課金にも対応。これにより、実際に充電した量に基づく公平な料金体系を実現します。
Resi-Chargeの主な特長
1.
機械式駐車場への設置可能: 従来は難しかった二段多段式の駐車場にも対応し、充電器の設置が容易になります。
2.
イニシャルコストの軽減: EVコンセントの導入により、多数台の設置が可能で、初期投資を抑えることができます。
3.
公平な課金制度: 特定計量制度に基づいた計量課金ができるので、ユーザーは実際に使用した分だけを支払うことができます。
今後、パナソニックは、充電設備シェアNo.1の地位を維持し、連携機器の拡大や継続的なサービスのアップデートを進めていく計画です。これにより、さらなる快適で豊かな暮らしの実現に寄与することを目指しています。
最新のプレスリリースや製品情報については、パナソニックの公式ウェブサイトをご覧ください。また、問い合わせ先も設けられており、エネルギー・IoTソリューションセンターへ電話での相談も受け付けしています。
この新しいEV充電サービスの展開は、環境に優しい未来を見据えた重要なステップとなるでしょう。