ファーウェイの新型スイッチ
2013-06-03 16:52:09
ファーウェイ、Interop Tokyo 2013で次世代クラウドデータセンタースイッチを発表
ファーウェイ、Interop Tokyo 2013で驚異的な性能のデータセンタースイッチを発表
2013年、ファーウェイはInterop Tokyoで、データセンターと大規模通信インフラ向けの次世代コアスイッチ、CloudEngineシリーズを発表し、業界に衝撃を与えました。このシリーズは、CE12816、CE12812、CE12808、CE12804の4機種で構成され、その圧倒的な性能は多くの関係者を魅了しました。
業界をリードする圧倒的な処理能力
CloudEngineシリーズの最大の特徴は、その処理能力の高さです。業界トップクラス製品の3倍に相当する、最大64Tbpsという驚異的なスイッチング能力を実現しました。これは、100GEポートを128個、40GEポートを384個、10GEポートを1536個も搭載できることを意味します。これにより、膨大なデータトラフィックをスムーズに処理し、常に高速で安定したネットワーク環境を提供することが可能になります。
先進技術と高い信頼性
CloudEngineシリーズは、単なる高速処理だけでなく、高い信頼性も両立しています。ノンブロッキングCLOSベースアーキテクチャによるスイッチドファブリックと、効率的な冷却システムの採用により、安定稼働を実現。さらに、スマート放熱や高効率電源といった省電力技術も取り入れ、電力消費の大幅な削減に成功しています。これは、環境への配慮とコスト削減という、現代のデータセンターにとって重要な課題への対応でもあります。
仮想化技術による柔軟性と効率性
このスイッチには、ファーウェイ独自の「CSS+VS」ソリューションが搭載されています。CSS(Cluster Switch System)技術は、最大4台の物理コアスイッチを1台の仮想スイッチに統合し、VS(Virtual System)技術は、1台の物理スイッチを最大8台の仮想スイッチに分割します。これにより、ネットワークリソースを柔軟に割り当て、仮想化された大型リソースプールとして活用することが可能になります。これは、クラウドコンピューティングサービスモデルの実現に大きく貢献する技術です。
クラウド時代を支える基盤技術
CloudEngineシリーズは、単なるハードウェアの進化にとどまりません。それは、クラウドコンピューティング時代の到来を見据えた、ネットワーク基盤技術の革新そのものです。仮想化技術と高い処理能力、そして信頼性を兼ね備えたCloudEngineシリーズは、大規模データセンターやクラウドサービスプロバイダーにとって、なくてはならない存在になりつつありました。ファーウェイは、このシリーズを通じて、次世代ネットワークの構築に貢献し続けています。Interop Tokyo 2013での発表は、その取り組みの大きな一歩となりました。このイベントは、ファーウェイの技術力の高さと、未来を見据えた戦略を示す、重要な機会となりました。
まとめ
ファーウェイのCloudEngineシリーズは、その圧倒的な性能と先進の技術で、データセンターの未来を大きく変える可能性を秘めています。高速処理、高信頼性、そして柔軟な仮想化技術は、現代のデータセンターに必要な要素を全て満たしており、今後も進化を続けるクラウド環境において、重要な役割を果たしていくことでしょう。
会社情報
- 会社名
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華為技術日本株式会社
- 住所
- 東京都千代田区大手町1-5-1 大手町ファーストスクエア ウェストタワー 12階
- 電話番号
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03-6266-8008