ポーラが6年連続で「がんアライアワード」ゴールド受賞
株式会社ポーラは、がん患者への支援を継続的に実施していることが評価され、「がんアライアワード 2024」において6年連続でゴールド賞を獲得しました。これは「がんと就労」の問題に取り組む民間プロジェクト「がんアライ部」によって発表されました。
受賞理由と評価
ポーラがこのアワードを受賞した理由は多岐にわたります。全社員を対象にしたがん啓発セミナーを開催し、その内容をビジネスパートナーにも配信している点が特に評価されました。これにより、単に社内で完結するのではなく、広く社会に対して関心を呼び起こす活動を行っていることが伺えます。また、13年にわたる病院でのボランティア活動、全国各地のリレー・フォー・ライフイベントへの参加や募金活動によって、社会的影響も大きく示しています。これらの取り組みは、がん患者が治療と就労を両立するための環境づくりに寄与しています。
がんアライアワードについて
「がんアライアワード」は、がん患者を支援する団体を表彰する制度です。企業や団体が「アライ(ally)」としてがん患者に寄り添い、働きやすい環境を提供することを目的に設定されています。受賞者はその取り組みを広め、他企業や社会全体での意識向上を目指します。ポーラもその理念に則り、様々なプログラムを展開しています。
ポーラのがん共生プログラム
ポーラでは、「がん共生プログラム」を2018年から開始し、がんに罹患した従業員が仕事を続けられるよう支援しています。このプログラムは、社内従業員だけでなく、約2万3千人のビジネスパートナーにも広がり、がんへの理解を深める活動を展開しています。
フレンドリーアクション
ポーラは、「がん罹患者とその家族に優しい社会を」というテーマで「フレンドリーアクション」の取り組みを進めています。がん患者を支えることができる社会を構築するため、アドバイザリーメンバーとしてビューティーディレクターを選任し、健康支援のための施策を推進中です。
2024年の新たな取り組み
ポーラは2024年に向けて、新たな取り組みを計画しています。例えば、がん検診を啓発する冊子をリメイクし、全国のフレンドリーショップやピンクリボンイベントで配布予定です。さらに、乳がんに関する活動を更に強化し、特別なセルフチェック機会を提供するフレンドリーショップも開設します。
参加型のコミュニティづくり
がん患者やその支援者が参加できるコミュニティ作りにも力を入れており、13年間続く東北労災病院との連携を通じて、ボランティア活動を実施しています。ここではハンドマッサージやメークのサポートを行い、がん患者の心の支えとなることを目指しています。
リレー・フォー・ライフへの参加
さらに、全国のリレー・フォー・ライフイベントにも参加し、がんの啓発活動を行っています。このイベントでは、ポーラのブースを設け、ハンドトリートメントやマッサージを通じて、がん患者やその周囲の人々にリラックスできる時間を提供しています。
結論
ポーラは、がん患者との共生を進める活動に真剣に取り組んでおり、その努力が「がんアライアワード」に反映されています。今後も、全国の患者とその家族が安心して生活できる環境を整えるため、さらなる支援活動を続けていくことでしょう。