障害者支援と防災の新たなアプローチ
2026年2月6日と7日に埼玉県の杉戸町で開催される「第13回協働型災害訓練in杉戸」では、埼玉大学の瀬山紀子准教授が「障害と災害 ―東日本大震災以降の動きを中心に―」というテーマで講演を行います。このシンポジウムでは、災害時における障害者の支援についての重要な視点が取り上げられる予定です。
シンポジウムの目的
東日本大震災から15年が経過し、災害時の障害者支援は新たな転換期を迎えています。今回の実施は、地域社会における「誰一人取り残さない」という理念を推進するためです。講演では、瀬山氏自身の長年の現場経験に基づいて、障害者支援の現状と課題についての具体的な提案が行われます。
講演者の背景
瀬山紀子氏は、埼玉大学のダイバーシティ推進センターで准教授として教鞭を執りつつ、障害者の権利擁護や陪が行ってきた活動にも積極的に参加してきました。90年代から始まった彼女の活動は、避難者支援や女性障害者ネットワークの主導にまで広がり、その豊富な経験が講演の根幹となります。特に、東日本大震災時には現場での支援に尽力する中で、災害と障害の関係性について深く考える機会を持ちました。
講演の内容
シンポジウムでは、震災後の15年間にどのような課題が生じ、またそれに対する取り組みがどのように進展してきたかを整理します。障害者や女性が災害時に直面する困難について、そして「インクルーシブ防災」という新しい視点からのアプローチについて学ぶ貴重な機会となることが期待されています。
特に、インターセクショナリティ(複数の社会的属性による困難)に焦点を当て、どのようにそれに対処するかが主なテーマとなり、参加者には一人ひとりの尊厳を大切にした地域づくりの指針が提示されます。
開催概要
シンポジウムは、埼玉県の「彩の国いきいきセンターすぎとピア」にて行われるほか、オンラインでも視聴可能です。参加費は、会場参加が1日3,000円で、2日間の通しチケットも設定されています。地元の在住者や彩の国会議メンバーにとっては、参加費が無料の特典も用意されています。参加希望者は、Peatixを通じてチケットを購入することができます。
災害に備えるための意識を高めるこの機会に、是非ご参加ください。新しい知見を得て、共に社会貢献を考えられればと思っています。