未来を考える展示「Future Visions 2040」が三菱みなとみらい技術館で開催
横浜市西区に位置する三菱みなとみらい技術館は、開館30周年を迎え、特別な企画展示コーナーのリニューアルを実施しました。この新しい展示「Future Visions 2040」では、先進デザインセンターと映画やゲーム業界で活躍するコンセプトアーティスト、クレイグ・ドレイク氏が手掛けたデジタルスケッチが紹介されています。
クレイグ・ドレイク氏のアプローチ
この展示は未来をテーマにしたもので、来館者が新たな視点から未来について考えるきっかけを提供しています。展示作品には、AIを用いて作成されたデジタルスケッチが使用されており、「宇宙の生活」、「エナジートランジション」、「社会インフラのスマート化」、「災害対策」の4つのコンセプトが描かれています。これらのテーマに基づいて、来館者は2040年の未来像を視覚的に体感することができます。
「この取り組みは、テクノロジーと進化するクリエイティビティの融合を表しています。次世代の社会についての議論とAIの活用により、前例のないレベルの視覚化を実現しました」とクレイグ・ドレイク氏は述べています。彼は、最先端技術で創造された世界に息づく人々の物語について体験することの重要性を強調しています。
先進デザインセンターの見解
また、三菱重工業 先進デザインセンター長の柴田尚希氏は、「人と機械の未来をつくるというビジョンのもと、次世代に向けた価値創造に取り組んでいます。視覚化は対話を豊かにする手段であり、展示される各作品はこれからの世界をどう形作るのかの一端を示しています。多くの方々とその価値を高めていくことが重要です」と述べています。
30年間の歴史と新しい挑戦
三菱みなとみらい技術館は1994年に設立され、地域住民との交流や科学技術への関心を高めることを目的としています。これまでにスタジオの新設やオンラインイベントの配信、様々なゾーンのリニューアルを行ってきました。今後も最先端の科学技術や持続可能な社会づくりに向けた課題解決の商品を展示し、来館者にわかりやすく紹介していく予定です。
来館情報
- - 開館時間: 平日 10:00~15:00(入館は14:30まで)、土日祝 10:00~16:00(入館は15:30まで)
- - 休館日: 毎週火・水曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始、特定の休館日
- - 入館料: 大人500円、中・高校生300円、小学生200円、未就学児・65歳以上・障がい者とその付添者1名は無料(特定の条件あり)
- - 所在地: 〒220-8401 横浜市西区みなとみらい3-3-1 KDX横浜みなとみらいタワー
- - 電話: 045-200-7351
- - アクセス: みなとみらい線 みなとみらい駅から徒歩3分、JR根岸線・横浜市営地下鉄 桜木町駅から徒歩8分
この展示を通じて、訪れた方々が未来について考える一助となることを三菱重工グループは願っています。