オムロンが目指す未来をデザインする新会社設立について

オムロンの新たな挑戦、近未来デザインの拠点「オムロン サイニックエックス」設立



オムロン株式会社は、東京・本郷に新たな研究会社「オムロン サイニックエックス株式会社」を設立しました。この会社は、今後の成長を支える次世代の技術革新を具現化するための戦略拠点となります。そして、オムロンは中期経営計画「VG2.0」に基づき、売上高1兆円、営業利益1000億円を目指します。

新会社設立の背景



「オムロン サイニックエックス」は、これまでのオムロンの理念に基づき、近未来を“デザイン”することを目的としています。この新会社には、AI、ロボティクス、IoT、センシングといった最先端技術に優れた研究者が集結し、特に「FA」「ヘルスケア」「モビリティ」「エネルギーマネジメント」の4つの分野で社会的課題を解決していく予定です。これらの領域での技術革新を基盤に、ビジネスモデルや技術戦略を統合し、具体的な事業を展開することが期待されています。

オープンイノベーションの強化



また、オムロンは大学や外部の研究機関との共同研究を通じてオープンイノベーションを加速させます。これにより、多様な知識や視点を吸収し、革新的な解決策を生み出していくことが可能です。オムロンの創業以来の理念にある社会への貢献をさらに強化するため、技術開発を推進し続けます。

技術経営の深化とイノベーション推進



2015年にCTOを設置し、「技術経営」の強化に努めてきたオムロンでは、イノベーション推進本部を新設しました。この部門は、オムロン全体のイノベーションを担うプラットフォームとして機能し、戦略策定から事業検証まで支援します。具体的には、エッジ型AI開発センターやロボティクス開発センターなどの設立を通じ、既存の研究開発拠点と連携しながら、近未来に向けた技術革新を推進しています。

「オムロン サイニックエックス」の設立にあたる責任者は、諏訪正樹氏が代表取締役社長を兼任し、他にも各専門領域のトップが集う研究チームが構成されています。これにより、多角的な視点からのアプローチが可能となり、技術開発がさらに加速していくことでしょう。

2030年へのビジョン



オムロンは、これからも技術経営をさらに強化し、新しい価値の創造と社会的課題の解決に挑み続けます。この新しい拠点を通じて、社会の変化に敏感になり、未来の技術やビジネスの可能性を構想して実行することが求められます。

このような取り組みによって、オムロンは未来の技術を実現し、さらなる成長を遂げることでしょう。具体的な成功事例や技術革新の進展が楽しみです。

会社情報

会社名
オムロン株式会社
住所
京都市下京区塩小路通堀川東入
電話番号

トピックス(IT)

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