奥野製薬工業が「びわこ半導体構想」へ参加
奥野製薬工業株式会社(以下、奥野製薬工業)は、次世代パワー半導体技術の実用化を目指す「びわこ半導体構想」に参画したと発表しました。この構想は、持続可能な未来に向けた新たな挑戦として、エネルギー効率の向上を図るために設立されました。
びわこ半導体構想の目的
「びわこ半導体構想」は、「びわこが新しい半導体の源を創出する」というビジョンのもと、遠大な目標を掲げています。特に、超ワイドバンドギャップ(UWBG)半導体材料である「二酸化ゲルマニウム(GeO₂)」の社会実装を加速させることが主な目的です。以下の三つの実現を目指しています:
1.
GeO₂ウェハーのサプライチェーンの構築
2.
GeO₂パワー半導体の実用化・普及
3.
GeO₂パワー半導体搭載製品の共同開発
これにより、持続可能なエネルギーの実現と、次世代の技術革新を促進することを目指します。
参画のメリット
奥野製薬工業がこの構想に参画することにより、多くのメリットがあります。最も大きな利点は、世界最先端のパワー半導体材料「GeO₂」に関する研究成果や、最新の情報を迅速に得られる点です。また、様々な企業や研究機関とのネットワーキングも可能で、これにより共同研究や新たなビジネスチャンスを探ることができます。さらに、GeO₂の研究開発に先行的に関与することにより、技術の最前線での活動が期待されます。
奥野製薬工業の役割
奥野製薬工業は、長年にわたり表面処理薬品およびプロセスの研究開発を行ってきました。これを基に、Patentix株式会社と連携し、ミストCVD装置用Ge溶液の製造・販売を行い、半導体の後工程向けに最適な表面処理薬品のプロセス提案や試験評価用の卓上ミストCVD装置を開発するなどの活動を通じて、持続可能な未来に向けた成長に寄与していく所存です。
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このように、奥野製薬工業は最先端の半導体技術への取り組みを強化し、持続可能な社会の実現に向けた貢献を重視しています。今後の成果を期待したいところです。