ジョン・オズボーンが魅せる「オテッロ」日本初上陸の舞台
現代のオペラシーンで注目されるテノール歌手、ジョン・オズボーンによるロッシーニのオペラ「オテッロ」が、日本で初めて上演されます。この公演は、世界的に評価されているオズボーンが主役を務めることで、多くのオペラファンにとって見逃せないイベントとなることでしょう。
この歴史的な公演は、イタリアの伝統を受け継ぐ藤原歌劇団と、格式あるヴァッレ・ディトリア音楽祭の提携によって実現しました。彼らの共催で、次世代のオペラを牽引するための挑戦が始まります。今年のフェスティバルは、1月7日から22日までの期間中、6つの異なった企画が日本各地で展開されますが、その中でも特に注目を集めるのが、ジョン・オズボーン主演の「オテッロ」です。
「オテッロ」は、G.ロッシーニが手がけたオペラの中でも特に難易度が高く、国際的にもオテッロ役を歌えるテノールは希少です。この公演が成功を収めるためには、実力派キャストの存在が欠かせません。それを実現するために、オスボーンが加わることにより、非常にレベルの高い作品が届けられることが期待されています。
オテッロ役のジョン・オズボーンは、すでに数々の劇場で圧倒的なパフォーマンスを披露しており、その高音域を効果的に操る技巧は、多くの聴衆を魅了してきました。その歌声は力強く、彼が表現するオテッロの心理描写は観客を深く引き込みます。また、デズデーモナ役にはレオノール・ボニッジアがキャスティングされ、彼女もまた絶賛される実力の持ち主です。「フランチェスカ・ダ・リミニ」の日本初演を成功させた彼女の歌声は、今回も日本のオペラファンを感動させることでしょう。
今年のフェスティバルには、他にも様々な豪華なキャストが揃います。元々、オペラの本場であるヨーロッパで活躍する才能ある若手歌手たちが、日本の若手と共演し、高水準のオペラ公演が実現することもこのフェスティバルの特徴です。指揮者のイバン・ロペス=レイノーソや演出家のルイス・エルネスト・ドーニャスも初来日で、彼らの指揮のもと、新たな表現が求められるでしょう。
加えて、フェスティバルではマスタークラスを通じて若手歌手が高度な研修を受ける場面もあり、参加者にとっては貴重な経験となるでしょう。これに加えて、特別なガラ・コンサートやバロックコンサートも開催され、オペラの芸術性をさらに深める試みが行われます。
「オテッロ」の全3幕は、字幕付きオリジナルのイタリア語での上演です。公演は2023年1月20日と22日にテアトロ・ジーリオ・ショウワで行われ、チケットはすでに販売中。多彩なキャストと共に素晴らしい音楽体験を是非お楽しみください。
公演情報
- - 公演日程: 2023年1月20日(金)・22日(日)
- - 開演/開場: 14:00開演 / 13:00開場
- - 会場: テアトロ・ジーリオ・ショウワ
- - チケット料金: SS席 14,000円、S席 12,000円、A席 10,000円など
- - 出演者: ジョン・オズボーン (オテッロ)、レオノール・ボニッジャ (デズデーモナ) など
この貴重なオペラの体験をぜひお見逃しなく。