トヨタ防災給電プロジェクトが開催
トヨタ自動車は、昨今の自然災害による停電の影響を受けて、全国で「防災給電ワークショップ」を実施することを発表しました。このイベントは2019年12月14日から全国10箇所で開催され、トヨタの電動車(HV/PHV/FCV)を活用した給電体験を通じて、防災への関心を高めることを目的としています。
背景
最近の調査によると、トヨタの電動車の所有者の中で、給電を利用したことがある人はわずか6%と非常に低いことが分かりました。そこで、トヨタはこのプロジェクトを通じて、オーナーや地域住民に対して給電機能の重要性を広めたいと考えています。特に、災害時の電源の確保は重要な課題であり、車両を「移動する電源」として活用できることを伝えていく狙いです。
ワークショップの詳細
ワークショップでは、以下のような体験型コンテンツが用意されています。
1. 給電デモンストレーション
参加者は、実際に電動車から電源を取る方法を学ぶことができます。これにより、災害発生時に必要な知識を身につけることができるでしょう。
2. 車中泊体験
災害時に車中泊が必要になる場合もあります。電動車を使用した車中泊の方法を体験し、安心して過ごせるノウハウを学びます。
3. 温かい飲み物の提供
給電を利用して、参加者にはスープやホットドリンクを提供。電車の電気で温まる体験を通じて、給電の実用性を実感してもらいます。
4. 防災ランタン作成
参加者は、ペットボトルを使った防災ランタンを作成し、持ち帰ることができます。これにより、防災への意識を高めることが期待されます。
5. 給電ツリー点灯式
クリスマスの雰囲気を楽しむため、電動車からの給電でクリスマスツリーを点灯します。参加者の思いや防災宣言が書かれたオーナメントも飾られます。
実施スケジュール
ワークショップは、2回に分けて行われます。
- - 第1回: 2019年12月14日(土)~15日(日)
- - 第2回: 2019年12月21日(金)~22日(日)
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東京赤坂サカスでは12月20日から25日まで開催
参加可能エリア
北海道、宮城、千葉、東京、山梨、長野、愛知、大阪、広島、福岡の各地で実施されます。各地の具体的な開催場所や日程は以下の通りです。
- - 北海道: アリオ札幌店 (12/21-22)
- - 宮城: 勾当台公園 (12/14-15)
- - 千葉: イオンモール幕張新都心 (12/21-22)
- - 東京: 赤坂サカス (12/20-25)
- - 山梨: 歴史公園 (12/14-15)
- - 長野: 桜スクエア (12/20-21)
- - 愛知: ささしまライブパーク (12/14-15)
- - 大阪: 中之島冬物語会場 (12/21-22)
- - 広島: エキキターレ (12/14-15)
- - 福岡: 冷泉公園 (12/21-22)
参加方法
詳しい情報や参加申し込みは、
公式ウェブサイトをご覧ください。
このワークショップに参加することで、防災に対する理解が深まり、いざという時に役立つ知識やスキルを習得できる貴重な機会となるでしょう。トヨタの新しい取り組みを通じて、地域の安全をより強化していくことが期待されています。