環境危機時計の結果
2025-09-10 12:24:18

最新の環境危機時計は9時33分、気候変動への警告を再確認

環境危機時計が示す現状と課題



公益財団法人旭硝子財団が実施した「第34回地球環境問題と人類の存続に関するアンケート」の結果が発表され、環境危機時計の時刻は昨年より6分進んで9時33分となりました。この数字は、環境危機に対する認識がさらに高まっていることを示しています。

環境危機時計の意味


環境危機時計とは、人類の存続に関わる環境問題の深刻さを示す指標です。日本を含む121カ国から1,751名の有識者が回答したこの調査で、針が進んだのは2017年以来8年ぶりで、特に中東やオセアニアでの進行が目立ちました。これは、気候変動や生物多様性の喪失などに対する懸念が高まっていることを示唆しています。

気候変動に対する意識


調査によれば、回答者が特に懸念する環境問題は「気候変動」で、事実、91%の回答者がそれを最も深刻だと感じています。今後の持続可能な発展を目指すためには、気候変動問題に真剣に取り組むことが欠かせません。

また、脱炭素社会への転換については、企業関係者の51%が中央政府および地方自治体の行動が重要だと考えています。しかし、中央政府自身ではその数が27%と、認識に大きなギャップが存在しています。

野生生物の生息地保全の必要性


さらに、野生生物の生息地保全については、進んでいると認識している人が少なく、脱炭素社会への移行よりも遅れていると考えられています。この現状は、我々の環境政策がいかに脆弱であるかを物語っており、今後の行動を見直す必要性を感じさせます。

持続可能な開発目標(SDGs)の達成度


多くの回答者が2025年時点でのSDGsの達成度についての感覚が異なり、14.1%が達成度0%と答えました。このことから、環境問題への取り組みには世代間で意識の差が存在することも浮き彫りになりました。

特に、若い世代(20代、30代)はSDGs達成度を高く評価する一方、50代以上は達成度が低いと感じています。この認識のギャップを解消し、持続可能な未来を築くためには、世代を超えた協力が求められるでしょう。

結論


今回の調査は、環境問題に対する深刻な警鐘を鳴らしています。環境危機時計の進行は、私たちが未来に向けてどのように行動するかを見直すきっかけを与えています。この重要なテーマに対して個人や組織がどのように取り組むか、今後の動向を注視していく必要があります。詳細な結果とともに、有識者の意見は9月10日午前11時から財団のウェブサイトで公開されるので、ぜひご確認ください。


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会社情報

会社名
公益財団法人旭硝子財団
住所
東京都千代田区四番町5-3サイエンスプラザ 2 階
電話番号

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