WibsonとJamppが個人データ取引を加速
Wibson(ウィブソン)は、ブロックチェーンベースの分散型データマーケットプレイスで、プライバシーを保ちながら個人データを安全に販売できる仕組みを提供しています。最近、Wibsonは深い関係を持つJampp社がデータの買い手として参入したことを発表し、またWIBトークンが香港の取引所Coinsuperに上場されることが決まりました。これにより、より多くのユーザーが個人データを売買する機会を得ることになります。
Wibsonの仕組みとは
Wibsonのプラットフォームでは、ユーザーが自身のデータのレビューや取引を行うことができます。Android対応のアプリを通じてホワイトリストに登録し、どのデータを共有するか、そしてそのデータをどの価格で取引したいのかを決定することが可能です。現在、iOSアプリも開発中で、さらなる利用者の増加が期待されています。
具体的なデータの活用用途としては、銀行、教育機関、医療サービスなどがあり、それらの情報はAIを活用することで今後も多くの活用方法が模索されるでしょう。
Wibson Tokens(WIB)の役割
Wibsonが発行しているWIBトークンは、データ取引の際の決済手段として利用されます。このトークンは取引所で取り扱いがあり、利用者はポイントを貯めることで、さまざまなデジタル報酬と交換できるのも特長です。
Jampp社の参入
Jampp社は広告主にとって、特にモバイルアプリのマーケティング支援を行う企業で、これまでの広告技術の実績をもとに、Wibsonのデータ市場に新たな価値を加えるとしています。Jampp社のGuido Crego氏は、Wibson市場の利用を通して、消費者がデータ取引から利益を得て、データの利用状況を把握できる機会が増えると語っています。
Wibsonの未来
Wibsonは個人データの取引を透明性高く行える環境を提供し、その取引はブロックチェーン技術により安全に確定されます。WibsonのCEO、Mat Travizano氏は、「データは現在最も貴重な資産であり、その情報を持つ消費者にリターンを還元するためのプラットフォームを構築している」と強調しています。
また、Wibsonは、利用者が所有するデータを保持したまま、必要に応じて安全に共有できる仕組みが強みです。取引が成立すると、そのデータは暗号化されてデータ購入者に転送され、Wibsonがデータを獲得・保存することはありません。
Wibsonはこれからも、ユーザーと企業の信頼関係を築き、個人データ市場におけるさらなる発展を目指していくでしょう。
詳細な情報については、
Wibson公式サイトをご覧ください。