ホンシュが緊急災害対応アライアンス「SEMA」に加盟
日本のスリッパメーカー「ホンシュ」は、1964年に創業以来、ものづくりを追求し続けてきました。この度、同社は緊急災害対応アライアンス「SEMA」に正式加盟し、災害時における社会貢献活動の一環として、被災地の支援に取り組む姿勢を示しました。
SEMAへの加盟理由
ホンシュは「スリッパにできること」というビジョンを掲げており、製品を通じて人々の生活を豊かにすることを目指しています。また、災害時の足元を守ることを重要な使命と考え、快適で安心できるスリッパを提供することで、リラックスした環境を整えることを目指しています。「SEMA」の活動に共感したことから加盟の決定に至ったのです。
被災地支援の具体的な行動
特に注目すべきは、2024年7月25日に山形県で発生した大雨による被災地支援です。「SEMA」の要請を受けて、ホンシュは加盟後初の物資提供を行い、山形県最上郡戸沢村の住民のためにサンダル100足を無償でお届けしました。この行動は、ホンシュが掲げる「スリッパにできること」を具体的に実現するものとなっています。
SEMAの役割と仕組み
緊急災害対応アライアンス「SEMA」は、2017年に設立され、自然災害が頻発する日本において迅速な支援を行うことを目的としています。民間企業や市民団体が協力することで、被災者への物資やサービスの提供をスムーズに行う仕組みを構築しています。平常時から物資リストを集め、大規模災害の際にはそのリストをもとに必要なものをすぐに提供できる体制が整っています。
ホンシュのこれから
ホンシュは、今後も大規模自然災害時などの緊急時には、「SEMA」を通じてスリッパやその他の履き物を被災地に提供し続ける方針です。このような取り組みを通じて、地域に密着した支援活動を行い、「スリッパにできること」の範囲を広げていくでしょう。
会社情報
ホンシュは、60年近くの歴史を持ち、多様なスリッパの企画・製造を行っています。OEMやODM事業を展開し、オリジナルブランド事業も開始。スリッパ文化を次世代に伝えつつ、革新的な製品を提供することで、人々のライフスタイルを豊かにしています。
公式ウェブサイトとECショップも運営しており、多様な商品を取り扱っています。
ホンシュの活動は、企業としての社会的責任を果たすとともに、災害時における支援の重要性を再認識させるものです。今後の取り組みに期待が寄せられています。