新教材で支援
2025-08-12 01:31:30

岡山大学の学生が生み出す新教材で高校生の学びをサポート

岡山大学の新たな教育支援の試み



2025年7月22日、岡山大学が主催する「植物系DXセンシング講座」が岡山県立岡山芳泉高等学校にて行われました。この講座は国立大学法人岡山大学に所属する学生団体iMSによって運営され、文系・理系の生徒12人が参加した注目のイベントです。

この講座の特徴は、学生が自身の手で開発した教育用教材“Tech Tree”と、プログラミング用マイコンボード“micro:bit”の活用にあります。Tech Treeは、植物の成長に必要な光度や植物の高さなどを測定するセンサーを搭載しており、参加する生徒たちは実際にセンサーの配線を行い、測定プログラムを組む実践的な学びに取り組みました。

生徒たちは、データ収集から分析に至るまで、一連のプロセスを体験しました。さらに、用意されたデモデータを用いたデータ解析演習では、植物の成長に影響を与える要因を調べることで、その関係性をグラフで視覚化しました。この研究活動を通して、移動平均の概念を学び、データを適切に読み取る重要性についても深く理解する機会を得ました。

講座に参加した生徒たちからは、「学校での植物観察に今回のデータの扱い方が活用できそう」といった感想が寄せられ、自らの学びが身近な場面でどう生かせるかを考えるきっかけとなったようです。

また、本講座を指導した学生の中には芳泉高校の卒業生もいて、大学での学びを高校生へ還元する貴重な機会ともなりました。指導者の一人は「自身の学びを活かす機会が得られ、大きな喜びを感じた」と語っており、高校生との対話を通じて自身の学びを振り返るきっかけも得たようです。

岡山大学は文部科学省の「高等学校DX加速化推進事業」に基づき、地域の教育現場におけるデジタル技術の活用を支援しています。この取り組みの中で、学生が自主的に開発した教材が次々と誕生し、教育の質の向上にも寄与しています。

今回の「植物系DXセンシング講座」は、7月22日から24日まで関西高等学校で実施された出前授業に続くもので、学生自らが開発したオリジナル教材を用いることによって、さらに深化した教育プログラムが提供されました。

岡山大学は今後も高校の教員や生徒のニーズを把握し、学生の成長と教育者の意識改革を促進する取り組みを続けていく予定です。このように、地域に根差した教育支援が未来の人材育成にどのように寄与するのか、引き続き期待が寄せられています。大学と地域高校との連携は、互いにとって新たな学びと成長を生む重要な要素であることが示されています。


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