Hacobuの全国トラック予約サービス「MOVO Berth」が全47都道府県で導入完了！

Hacobuによる「MOVO Berth」の全国導入完了

株式会社Hacobuは、トラック予約受付サービス「MOVO Berth」を2025年7月までに、全国47都道府県で導入を完了したことを発表しました。このサービスは、物流業界における様々な課題、特に「荷待ち時間」の削減を目指しています。

物流業界が抱える課題

近年、物流業界は人手不足や長時間労働など、多くの悩みを抱えています。とりわけ、トラック運転手は荷物の積み降ろしを待つ「荷待ち時間」に多くの時間を費やしています。この荷待ち時間はトラックの運行効率を低下させ、全体の物流コストにも影響を及ぼします。

このような問題を解決するため、政府は2025年4月に「改正物流関連2法」を施行しました。この法律により、荷主企業や物流事業者は、荷待ちや荷役に関する効率化を求められることとなります。

MOVO Berthとは

「MOVO Berth」は、こうした物流課題に対処するために特化したサービスです。このシステムは、トラックの入場予約と入退場の受付を管理することで、物流センターや工場における荷待ち時間を削減することを目指しています。具体的には、予約によってトラックの入場時間を分散させ、計画的な入出荷作業を実現します。また、荷待ちや作業の時間を可視化する機能も搭載しており、これにより業務改善に役立てることが可能です。

全国47都道府県での導入実績

「MOVO Berth」は都市部だけでなく、地方の物流現場でも広がりを見せています。2025年7月に高知県での導入をもって、全国全ての都道府県で展開が完了しました。このサービスは、製造業や流通業など、あらゆる業種で導入されており、全国各地の拠点で利用されています。また、YKK APなどの企業がこのサービスを導入し、効果を実感している事例もあります。

Hacobuの未来へ向けた取り組み

今後、Hacobuは「MOVO Berth」を基盤に、さらに多様な物流データを集積し、業界全体の効率を高めていくことを目指します。現場の業務が可視化されることで、各社が最適な運用を行うことが可能になります。また、Hacobuは「Data-Driven Logistics®」という理念のもと、持続可能な物流環境の構築に向けた取り組みを続けていきます。