函館のZEBショールーム
2023-05-10 16:53:56

函館に誕生した大鎌電気のZEBショールームが示す持続可能な未来

大鎌電気株式会社のZEBショールーム



1945年の創業以来、函館市を中心に活動してきた大鎌電気株式会社が、このたび函館市にZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)を実現するショールーム兼研修棟を完成させました。この施設では、持続可能な社会の実現を目指すSDGsや省エネの取り組みが体感できます。

ZEBとは?



ZEBとは、建物内で消費するエネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物です。エネルギーを自給自足できる仕組みで、太陽光発電などの再生可能エネルギーを利用し、省エネと合理的なエネルギー使用を両立しています。当施設は、これらの理念を基に設計されており、地元の豊かな自然環境を活かしています。

特に厳しい寒さに見舞われる北海道では、省エネ対策が求められます。大鎌電気はこの困難な条件を克服するために、次世代冷暖房システム「F-CON」を導入し、快適な室内環境を実現しました。

ショールームの特長



ショールーム内には、エアコンが設置されておらず、F-CONにより無音かつ無風の全館空調が提供されています。このシステムでは、熱が高いところから低いところへ移動する自然の原理を活用し、室外機から作り出した冷温水をF-CONパネルに循環させることによって、柔らかく快適な室内温度を保ちます。この先進的な方法は、環境負荷を減少させる観点からも注目されています。

また、ショールーム内は設計にも工夫が凝らされており、圧迫感を感じさせず、開放感があるスペースが確保されています。冬でも暖かく光が降り注ぐ居心地の良い空間が実現されており、訪れる人々に安らぎを提供します。

お披露目会の実施



大鎌電気は5月16日(火)にショールームの完成を祝うお披露目式典を予定しています。当日は、実際にZEBの仕組みや省エネの取り組みを見学いただける機会となっており、地域社会や企業の人々に広く参加を呼び掛けています。式典は、第一部が11時から12時、第二部が15時から18時の2部制で行われます。

来場者は、実際に施設を体験しながら持続可能な社会への取り組みを理解する貴重な機会となるでしょう。さらに興味がある方は、後日個別に見学を申し込むことも可能です。

アーシングの導入



また、大鎌電気ではアーシングと呼ばれる概念も取り入れています。アーシングは、裸足で地面と接することによって身体の静電気を地面に逃がす行為です。現実的にはオフィス内で裸足になることは難しいですが、アーシングマットを設置したり、くつろげるスペースを用意することで、電気との健康的な関係を模索しています。

結論



大鎌電気はZEBの実現を通じて、環境に配慮した持続可能な取り組みを発信しています。このショールームは、地域の人々に省エネやSDGsの理念を伝える重要な拠点となることが期待されています。ぜひお披露目会に足を運び、未来のエネルギー事情を感じてみてください。

会社情報

会社名
大鎌電気株式会社
住所
北海道函館市美原3丁目36番5号
電話番号
0138-46-1378

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