2023年7月22日、公益財団法人日本フィランソロピック財団は東京都内において待望の第3回「日本みどりのゆび舞台芸術賞」授賞式を執り行いました。この式典には受賞した劇団の関係者、ファミリー、選考委員、財団関連の方々を合わせて約70名が参加し、授賞の瞬間を見守りました。
受賞の栄誉に輝いたのは、9つの劇団です。HOPE賞には「いいへんじ」(東京都)、および「老いと演劇」OiBokkeShi(岡山県)、さらに「ゆうめい」(東京都)が選ばれました。また、選考委員賞の受賞者には「MONO」(京都府)、「劇団印象-indian elephant-」(東京都)、「劇団温泉ドラゴン」(東京都)、「幻灯劇場」(京都府)、「Project Nyx」(東京都)、「métro」(東京都)が名を連ねました。
授賞式の冒頭では、岸本代表理事から寄附者や選考委員、関係者への感謝が述べられ、「日本みどりのゆび舞台芸術賞」の名称の由来であるモーリス・ドリュオンの作品『みどりのゆび』にふれ、新たな希望と創造力をもたらす演劇活動を支援していく口上がありました。
受賞劇団への表彰が続きました。第1回と第2回のHOPE賞受賞劇団がプレゼンターを務め、新たに受賞した劇団に対し賞状と副賞の目録が手渡されました。受賞者たちのメッセージでは、活動に関わった全ての方々へ感謝の意が表され、受賞の喜びやその意義が伝えられました。
選考委員たちからも、それぞれの劇団への敬意が表されました。講評では、1980年代の劇団文化が持つ特有の共同体性や美意識に触れ、現代の演劇環境との違いについても議論されました。
本賞は特定の作品を評価するのではなく、劇団そのものの活動を称える民間の賞であることが強調され、特に未来性や独自性を持つ劇団の評価についても触れられました。
また、AI時代における人と人の直接的な対話が演劇において持つ重要性についても言及され、物価の高騰やその他の困難な環境においても劇団活動を持続することの意義が力強く語られました。
選考委員長の吉原氏からのご挨拶では、寄附者の思いが賞の設立につながったこと、支援が賞の継続を支えていることに対する感謝が表明されました。演劇に関わる多様な人々が集合し、一つの創作集団として成立することの必要性も強調されました。
授賞式の後、同会場では受賞者同士の懇親会が開かれ、参加者同士が和やかに交流し、今後の活動についての情報交換が行われました。アットホームな雰囲気の中、各劇団の将来への思いや意欲が交わされ、多くの期待が寄せられる一日となりました。
===受賞劇団のリスト===
HOPE賞
- - いいへんじ
- - 「老いと演劇」 OiBokkeShi
- - ゆうめい
選考委員賞
- - MONO
- - 劇団印象-indian elephant-
- - 劇団温泉ドラゴン
- - 幻灯劇場
- - Project Nyx
- - métro
この「日本みどりのゆび舞台芸術賞」は、公益財団法人日本フィランソロピック財団が設立したもので、演劇界の支援を通じて将来的な文化発展を目指しています。