移動支援プロジェクト
2023-02-22 12:30:01
移動困難者を支えるファジアーノ岡山の観戦支援プロジェクト
地域連携による新たな移動支援プロジェクト
岡山県では、移動が難しい在宅療養者を支えるための新たなプロジェクトが立ち上がりました。これは、地域連携と企業協力を基盤にした「地域の移動困難者を救う共同プロジェクト」と呼ばれ、ファジアーノ岡山のホームゲーム観戦を通じて外出支援を行う取り組みです。
プロジェクトの背景
移動困難な方が日本の総人口の約6%を占めると推計されています。外出困難の要因には、段差などの障害物や障がい者用トイレの不足、移動手段の欠如などが挙げられます。それによって、自立して外出することが難しい状況に置かれている方々が多く存在しています。そこで、看護師などの専門職をマッチングし、地域の福祉車両や公共交通機関を利用した新たな外出支援の構築が急務とされています。
プロジェクトの具体的な活動
このプロジェクトでは、岡山トヨタ自動車株式会社や合同会社sports drive、アール・ケア、岡山交通の協力を得て、様々な試みを行っています。記念すべき第1回目のイベントは、2023年2月26日(日)に行われるファジアーノ岡山のホームゲーム観戦で、参加者には安心して外出できる仕組みが提供されます。
プロジェクトの達成目標は3つです:
1. 外出ができる安心の仕組み構築
2. リハビリ意欲を向上させる外出支援
3. この取り組みに共感する企業の協賛による支援拡大
実績とその効果
これまでの実績として、在宅療養者の移動支援に関連するプロジェクトが挙げられます。2022年にはトヨタ・モビリティ基金のアイデアコンテストに採択され、障がい者の移動ニーズを満たすために看護師のマッチングによる外出支援を実施しました。この取り組みに参加した方々は、看護師の同行を通じて体調維持や排泄の問題を解決し、ストレスなく外出を楽しむことができました。
さらに外出を楽しむことにより、ご本人だけでなくご家族の生活の質(QOL)にも貢献できたことが確認されています。これは、介護者にとっても休息の時間を持つことができるという点で非常に重要な意味を持ちます。
これからも、持続可能な社会の実現のために、医療者を同乗させる取り組みを進め、地域のなかで誰もが安心して移動できる環境を構築することが期待されています。これはSDGsの目標11「住み続けられるまちづくり」を実現するための一環とも言えるでしょう。
今後の展望
今後、プロジェクトを継続し、より多くの移動困難者に寄り添った支援を行っていく意志を持っています。地域社会が安心できる環境を整えることで、早期予防と治療につなげ、医療予算の削減にも寄与することを目指しています。
このプロジェクトから得られる経験や知見を活用し、今後も医療者と患者様のより良い関係に向かって活動を続けていく所存です。移動支援の普及が、視覚障がい者や介護が必要な方々にとっての新たな可能性を開くことにつながるでしょう。
持続可能な社会のために、地域での連携を強化し、移動支援の輪を広げていきましょう。
会社情報
- 会社名
-
株式会社Cone・Xi
- 住所
- 岡山県岡山市東区光津507-12階
- 電話番号
-
090-6844-8826