mui LabとSwitchBotの提携について
2024年12月2日、mui Lab株式会社(京都府京都市)とSWITCHBOT株式会社(東京都渋谷区)は、エネルギーマネジメントサービスに関する業務提携の基本合意書(MOU)を締結しました。この提携により、両社はそれぞれの得意技術を組み合わせ、家庭向けおよび事業者向けの新たなエネルギーサービスを開発することを目指します。
提携の背景と目的
SwitchBotは、スマートホームやIoT技術に特化した企業であり、その製品は世界中で広く使用されています。一方、mui LabはHEMS(住宅用エネルギー管理システム)技術を持ち、スマートホーム市場での経験を積んできました。この二つの会社の強みを活かし、一般家庭が簡単に導入可能なエネルギーマネジメントサービスを提供する計画です。具体的には、2025年度中に家庭向けエネルギー管理および電力・ガス会社向けのデマンド・レスポンス(DR)サービスを開始する見込みです。
エネルギーマネジメントサービスの特徴
提携のもと、mui Labは「mui Kurashiアプリ」を通じて、家庭内の温湿度表示や熱中症警戒アラート、室内見守り機能を提供してきました。今後はこのアプリケーションを活用し、SwitchBotの200万以上のユーザーに向けてエネルギーマネジメント機能を搭載したサービスを拡充する予定です。通じて、両社は国内最高クラスのエネルギー管理サービスの提供を目指し、消費者にとっての利便性を向上させる計画です。
今後のサービス展開
エネルギーマネジメントサービス
国内で180万台を超える販売実績を持つSwitchBotハブシリーズの最新モデル「SwitchBot ハブ2」に、電力市場価格に基づいて家電を自動制御する機能が試験的に導入される予定です。この機能を利用することにより、家庭内のエネルギー効率を最大限に引き上げるとともに、節電に役立つ情報を提供していく計画です。今後、家電の自動制御では対象機器の拡充を進め、利用者にさらなる利便性を提供していきます。
DRサービス
さらに、mui Labの知見を活かし、エネルギー事業者向けにスマートホーム技術とDRサービスを組み合わせた新しいサービスを提供します。これにより、電力の需要調整を効率的に行い、事業者側のニーズにも対応できる内容となる見込みです。
企業紹介
SwitchBotは、世界100以上の国で展開するスマートホームブランドで、後付け可能なデバイスを通じて家庭のスマート化を進めています。mui Labは、京都を拠点に「未来のくらし」を提案するスタートアップ企業であり、スマートホームソリューションの提供に力を入れています。両社の連携により、スマートホーム市場における新たなイノベーションが期待されます。
公式情報は、
mui Labの公式ウェブサイトや
Instagramで確認できます。