新たな原子力技術と人材育成のための課題採択公募が開始

新たな知見の創出に向けた原子力研究公募の開始



令和8年3月2日、文部科学省が発表した新しい取り組みとして、日本原子力研究開発機構が「英知を結集した原子力科学技術・人材育成推進事業」に基づく新規採択課題の公募が始まりました。このプログラムは、福島第一原子力発電所の廃炉作業において、それぞれの課題を解決するための研究を進めることを目的としています。

事業の概要



この取り組みは、廃炉環境国際共同研究センター(CLADS)を中心に、国際的な視野を持った専門家たちの知識を活かし、廃炉作業に関連する中長期的なニーズに対応する研究開発と人材育成を進めるものです。特に東京電力ホールディングスの福島第一原発における廃炉作業のニーズに特化して、多角的なアプローチで取り組む姿勢が示されています。

公募の詳細



「課題解決型廃炉研究プログラム」では、廃炉に必要な各種基盤研究や潜在的な課題に基づいた研究提案を募集しています。具体的には、以下のような研究領域に焦点を当てています:
1. 汚染水の対策、使用済み燃料プールからの燃料取り出しや燃料デブリの取り出し、さらには建物の解体。
2. 燃料デブリに由来する廃棄物の輸送・保管・処理に関する研究。
3. 廃炉技術の基盤となる研究。

このプログラムの採択予定件数は約3件、1件あたりの実施経費は4,000万円以内、実施期間は3年以内を見込んでいます。また、環境や予算状況により上限が変更される可能性もあるため、状況に応じて柔軟に対応することが求められます。

スケジュールについて



公募は令和8年3月2日から4月24日までで、提案書の提出が求められます。応募は府省共通研究開発管理システム(e-rad)を通じて行われるため、登録手続きが必要です。また、応募希望者を対象にオンライン説明会も開催されます。説明会は第1回が3月10日、第2回が3月17日に予定されており、さらにオンデマンド配信も行われます。これにより、参加が難しい方でも情報を得ることができます。

今後の課題審査と事業開始



提案の審査は書類審査やヒアリングを含む形で進められ、採択結果は令和7年夏頃に発表される予定です。このような仕組みを通じて、採択された課題の研究が令和7年8月以降にスタートする見込みです。

お問い合わせ



詳細な情報や追加の資料は、文部科学省の公式ウェブサイトにて確認できます。研究開発局の原子力課へのお問い合わせも受け付けています。

この新しい公募プログラムが、今後の原子力科学技術の進展と人材育成に大きく寄与することを期待しています。

トピックス(科学)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。