KOOVが法人向けサービスをスタート
株式会社ソニー・グローバルエデュケーションは、ロボット・プログラミング学習キット「KOOV(クーブ)」の法人向けサービス「KOOV for Enterprise」と、英語版の提供を開始した。この取り組みにより、プログラミング教育の新しいスタイルが企業や教育機関で実現される。
KOOVの魅力
KOOVは、ブロックを組み合わせることで遊びながら創造力を育み、その際にプログラムを操作することで探求心を促すことを目指している。つまり、学ぶ楽しさと意欲を同時に引き出す設計になっているのだ。2017年の発売から家庭用だけでなく、教育機関でも積極的に採用されており、特にプログラミング教室としての活用が進んでいる。
法人向け「KOOV for Enterprise」とは
「KOOV for Enterprise」では、プログラミング教室を運営するために必要なアカウント管理システムや、教育者向けに特化したマニュアル、生徒用のワークシートが用意されている。これにより、法人がすぐにプログラミング教室を始められるように仕組まれている。
安全で簡単なアカウント管理
このアカウント管理システムは、児童生徒向けのユーザーアカウントを簡単に作成できる点が特徴だ。エクセルファイルから一括作成することも可能で、管理者の負担を大幅に軽減できる。また、各ユーザーに対してパスワード設定や作品の進捗状況を確認する機能も備えており、安全に利用できるよう工夫されている。
授業用パッケージの内容
「KOOV for Enterprise」には、初めてプログラミング教育を実施する方々が不安なく授業を行えるように、多彩なコンテンツが詰まっている。例えば、教師用マニュアルや生徒用ワークシート、本格的な作例を急速に作成できる「専用レシピ」が含まれている。このようなパッケージにより、教育現場のニーズに応じたオリジナルカリキュラムの構成が可能になる。
プログラミング教育の重要性
現代社会では、知識を単に覚えるだけではなく、それを活用して問題を解決する能力が求められる。STEAM教育は、この能力を養うための教育課程の中心に位置しており、ソニー・グローバルエデュケーションはKOOVを通じて21世紀型スキルを持つ人材育成に貢献すべく、積極的な活動を進めている。これからの社会に必要な思考力や表現力を育むための道具として、KOOVはその役割を果たすことが期待されている。
セミナー情報
さらに、法人向けの「KOOV for Enterprise」セミナーを東京、名古屋、大阪、福岡で4月から開催予定だ。詳細な情報や申し込みは公式サイトから確認できる。教育機関におけるプログラミング教育の導入に向け、興味を持つ方々の参加が待たれている。
まとめ
今後も進化を続けるKOOVは、教育の場において新たな価値を提供し、プログラミング教育の普及に寄与していく。法人向けサービスの導入によって、さらに多くの教育機関での活用が期待されるだろう。これこそが未来を担う子供たちに必要なスキルを培う一助となるに違いない。
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