遺言書を音楽で伝える、異色の活動家「遺言伝道師はしトモ」
司法書士として活動する傍ら、“遺言伝道師はしトモ”として独自の活動を展開する高橋朋宏氏。2020年から始めた「一億総遺言書計画」では、遺言書の重要性を伝えるため、音楽やワークショップ、オンラインコミュニティなど、多様な手段を駆使しています。
自身の経験から、遺言書作成が人生の棚卸しとなり、大切なものを見つめ直すきっかけになったと語る高橋氏。単なる相続書類ではなく、「人生最後のラブレター」と表現するほど、遺言書に深い愛情と理解を持っています。
音楽で遺言の概念を変える
10月にリリースした1stシングル「忘れないでよ」に続き、2ndシングル「遺言パラノイド」をリリース。疾走感あふれる前作とは異なり、今作は温かみのあるメロディーが特徴で、大切な人を想う気持ちが歌詞に込められています。しかし、歌詞をよく見ると「遺言書のことばかり病的に考えている人」の視点が描かれており、高橋氏自身の複雑な心情が表現されています。
楽曲制作を担当したミュージシャン四元壯氏は、「一見ラブソングだが、歌詞に潜む『遺言』という言葉が、リスナーを深く考えさせる」とコメント。何度も聴きたくなるようなフックを散りばめ、高橋氏の想いが伝わるよう工夫が凝らされています。
多角的な活動で遺言書への理解を深める
高橋氏は、音楽活動以外にも「コトダマ教室」というワークショップや「ゆい友ルーム」というオンラインコミュニティを運営。SNSやメディア出演を通して、遺言書への理解を深める活動に力を入れています。
「遺言書は縁起が悪い」というネガティブなイメージを払拭するため、シンプルで押しつけがましくない伝え方を模索し、「歌う」という手法に行き着いたといいます。誰にとっても必要不可欠な遺言書を、より身近なものとして捉えてもらうための、ユニークな試みです。
今後の展望
「遺言パラノイド」のリリースと同時に、「はしトモオリジナルLINEスタンプ」も販売開始。さらに3rdシングルの制作も進行中と、精力的に活動しています。高橋氏は「遺言書は誰かのためではなく、自分自身の人生を豊かにするためのツール」と語り、その価値を多くの人に伝えたいという強い想いを抱いています。
“遺言伝道師はしトモ”の活動は、音楽という新しい方法で、遺言書に対する社会全体の意識改革に貢献していくかもしれません。
関連リンク
「遺言パラノイド」配信リンク:https://www.tunecore.co.jp/artists/yuigon_hashitomo?lang=ja
LINEスタンプ:
https://store.line.me/stickershop/product/21658435/ja?utm_source=gnsh_stickerDetail
コトダマ教室:https://kotodama-school.jp/
問い合わせ:
[email protected]