株式会社CLIP、新たな動画マーケティングサービスを発表
株式会社CLIP(本社:東京都渋谷区、代表取締役:山本真司)は、AIを活用した新たな小説IPの切り抜き動画マーケティングサービスを正式に開始しました。この新サービスは、活字離れが進む現代において小説の魅力を再発見し、次世代の読者に届けることを目的としています。
背景:活字離れの現状と新しい接触のかたち
近年、特に若い世代の間で活字を読むことが難しいと感じる人が増え、読書へのハードルが高まっています。しかし、物語への興味は依然として強く、寝る前や通勤時に耳で聴く、あるいは映像を通じて理解する新しい接触方法が求められています。そこで、CLIPは小説の持つ物語性や感情を、AIやショート動画を通じて再編集し、視聴体験に最適化したサービスを立ち上げました。
小説IPを活用した動画サービスの特徴
この新しいサービスは、活字を読むことに挑戦している方々にも、文脈や感情を直感的に理解できるように設計されています。主な特徴としては次のようなものがあります:
- - AIによる見どころ自動抽出:物語の中の感情が動くシーンや印象的なセリフ、物語の“転”となる場面をAIが分析します。これにより、ショート動画に適した重要な部分を自動的に抽出することができます。
- - 自然な朗読音声の生成:従来の機械的な読み上げではなく、まるで会話をしているかのような自然な音声表現で朗読を行います。これにより、リスナーはより親しみを感じやすくなります。
- - ビジュアライズと配信支援:テキストアニメーションや簡易イラスト、背景映像などを組み合わせ、小説の世界観を視覚的に再構築します。このビジュアライズされたコンテンツは、TikTok、YouTube Shorts、Instagram Reelsなどのプラットフォームに最適化して配信されます。
- - 一次流通への送客機能:この施策は、小説に触れた人々が次にどの作品を読んでみたいと思うかを考慮した設計になっており、単行本や電子書籍、映像化作品などへのアクセスも促進します。
今後の展開と連携
今後は、出版社や作家、編集部、映像化プロジェクトとの連携を進め、新刊のプロモーションや過去作品の再注目化、映像化前の事前認知形成など、多岐にわたる活用領域を拡大していく予定です。
代表のコメント
CLIPの代表である山本真司氏は、「物語の価値は、必ずしも“読む”という形式だけには限られません。活字離れが進む今こそ、AIやショート動画の力で小説の魅力を“届く形”に変えることが重要です。新しい読者層との接点を作り出したい」と述べています。
会社概要
株式会社CLIPは、AIを活用した切り抜き生成とIP権利管理を統合的に提供する、次世代コンテンツプラットフォームを運営しています。YouTubeやTwitchの動画、ラジオ音声、さらには漫画や小説などといった多様なフォーマットから「見どころ」を抽出し、それを基にした動画マーケティングを支援しています。今後も、あらゆるコンテンツの魅力を最大化するための取り組みを進めていく方針です。