KHB初受賞
2025-09-18 15:49:34

KHB東日本放送が日本民間放送連盟賞で初の最優秀受賞

KHB東日本放送がこのたび、2025年の日本民間放送連盟賞の特別表彰部門「放送と公共性」において、最高賞である「最優秀」を初受賞したことが大きな話題となっています。この受賞は、同放送局が1997年から28年間にわたり取り組んできた「旧優生保護法強制不妊手術をめぐる一連の報道」に対するもので、その功績が高く評価された結果と言えるでしょう。

日本民間放送連盟賞は、質の高い番組制作を奨励すると同時に、広告制作や技術開発の向上を目的として1953年に創設された賞です。KHBは、旧優生保護法による被害実態や課題を、様々なニュースやドキュメンタリー番組を通じて伝えてきました。今回の受賞に際し、特に評価されている点は、法成立までの経緯やそれに伴う差別・偏見を明らかにし、国の責任を追及する姿勢です。報道を通じて、問題の根深さや社会的影響を浮き彫りにしたことで、多くの視聴者の関心を集めることに成功しました。

実際、1本の電話から声なき声を拾い上げ、全国初提訴に繋がるような行動を促した点も評価の対象となっています。このように地道に取材を重ねることで、報道の力で社会に変化をもたらすことができたとされています。これは、メディアが果たすべき公共的役割を真に実現した事例であり、広範な影響を持つものでした。

また、同賞の番組部門「テレビ教養番組」においても、KHB制作の「ほっとネットとうほく傷痕ー優生保護法が奪ったものー」が北海道・東北地区審査会で「優秀」に選ばれるなど、報道内容の質も高く評価されています。これにより、視聴者にとっても重要な情報源としての信頼を確立していることが伺えます。

今後もKHB東日本放送は、日常生活の中で困難を抱えている方々の声なき声に耳を傾け、社会の課題を広く伝えていく報道姿勢を継続することを宣言しています。このような取り組みは、今後の放送メディアや公共性への新たなアプローチを示唆するものであり、社会全体にとって重要な意義を持つものとして注目されています。


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会社情報

会社名
株式会社東日本放送
住所
宮城県仙台市太白区あすと長町1-3-15
電話番号
022-304-5005

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