Momoの新機能が熱中症対策を進化させる
株式会社Momoは、作業員の安全を確保するためのソリューション「バイタルPalette」に新たな機能を導入しました。この新機能の狙いは、現場での熱中症リスクをより高精度で評価することです。
新機能の概要
新たに追加された機能は、WBGT(暑さ指数)環境データとの統合です。これにより、これまでの個人バイタルデータ(心拍数など)だけではなく、作業環境そのものも考慮してリスクを評価できるようになります。特に、改正労働安全衛生規則が施行されたことから、実効性のある対策が求められています。
1. 作業強度別WBGT基準値の自動切替
新機能の一つは、作業強度に応じたWBGT基準値の自動切替です。安静時から激しい作業までの作業強度に応じて基準値を設定でき、さらには着衣による補正も可能です。これにより、作業者に応じた柔軟な対応が実現します。
2. 超過度合い別の休憩時間自動レコメンド
作業環境が基準を超えた場合には、自動で休憩時間のレコメンドが行われます。これにより、厚生労働省の基準に基づいた適切な休憩が推奨されます。
3. 独立した判定システム
心拍数やWBGT基準の超過を独立して判定することが可能です。どちらか一方でも基準を超えた場合には、適切なアラートが発動します。また、歩数の急減による転倒リスクの検知も実装されています。
改正安衛則と現場の課題
2025年6月に施行される改正労働安全衛生規則に伴い、現場では以下のような課題が浮き彫りになりました。
- - 従来の一律WBGT基準値では作業強度や個人差に対応できない
- - 既存システムは個別閾値を設定できず、運用が非効率に
- - 環境の急変リスクを反映できない
新たな機能はこれらの課題を解決し、労災リスクや工程停止リスクを低減します。作業者ごとに予防的なアラートが提供されるだけでなく、現場全体の状況把握も可能になります。
監理技術者にとってのメリット
この新しい機能は公共工事における技術提案にも活用されるため、施工業者の提案の幅を広げる可能性があります。国土交通省が令和7年度から改善費用の設計変更を認めることも、導入時の負担軽減に寄与するでしょう。
まとめ
Momoの「バイタルPalette」は、今後もIoT技術を駆使し、安全で健康的な労働環境の構築を目指します。作業環境に合わせた柔軟なプランを提案し、すべての現場での健康と安全を守るためのサポートを提供していきます。詳細は公式サイトをご覧ください。