食品ロス問題を考える『KURADASHI.jp』と『REUSE! JAPAN PROJECT』の取り組み

日本では、年間643万トンもの食品が本来食べられるにもかかわらず、廃棄されているという現実があります。この問題を解決するために、KURADASHI.jpとREUSE! JAPAN PROJECTが共同で特集を実施しています。目的は、消費者と事業者の両方において、食品ロスを削減し、「もったいない」を価値に変えることです。

特集の背景

KURADASHI.jpは、消費者庁を中心とする国民運動「NO-FOODLOSSプロジェクト」を推奨しており、食品ロス削減に向けた具体的な取り組みを行っています。この特集では、事業者から廃棄される商品をお得に購入できる機会を提供し、その購入代金の一部が社会貢献に繋がる仕組みを整えています。

取り組み内容

特集ページは、PCとスマホ向けに用意されています。そこでは、廃棄される食品を取り扱った企業の商品の販売が行われ、消費者はそれらを通じて食品ロス問題の解決に寄与できます。また、購入者は自らが社会貢献活動に参加していることを実感し、楽しみながら食品ロスについて理解を深めることができるのです。

特集は、2015年7月27日から8月31日まで行われ、関係6府省庁も連携して進められました。食品ロスは事業者だけでなく、家庭でも発生しており、特に家庭からは年間312万トンもの食品が廃棄されています。この数値は、国際的にも大きな問題とされており、私たちの日常生活においても見直さなければなりません。

現状と提案

農林水産省の調査によると、廃棄理由には商品が賞味期限内でありながら、構成が変わったことや、終売商品、季節商品であることなどが挙げられます。これらは消費者のニーズに応えられなかった事業者の苦悩と共に、私たち一人ひとりが意識的に適切に消費を選ぶことが求められています。

KURADASHI.jpやREUSE! JAPAN PROJECTと連携し、私たちの消費行動を見直すことで、食品ロスの現状を改善し、持続可能な社会の実現に寄与できることが期待されます。