日本留学の道筋
2025-02-14 11:30:20

インドネシアの若者に日本留学・就労の扉を開くワークショップ成功裏に終了

日本への留学・就労を実現するためのキャリアワークショップ



2025年1月18日、株式会社すららネットは、経済産業省とJETROが推進する「日ASEANにおけるアジアDX促進事業」の一環として、インドネシアでオンライン形式の「キャリアワークショップ」を開催し、約150名の若者が参加しました。このワークショップは、日本への留学や就業に関する具体的な情報を提供することを目的としており、インドネシアの職業高校生や教員、経営者、既卒者が集まり、貴重な知見を得る機会となりました。

インドネシアにおける進路選択の現状


インドネシアでは、日本への技能実習や特定技能、留学といった進路選択肢が増加しているものの、地方においては信頼性のある情報が不足しています。特に、若者たちが将来のキャリアを描くための材料が欠けており、情報へのアクセスが限られている状況です。すららネットは、こうした課題を解決するために、日本語を学ぶ機会を提供し、キャリアの選択肢を広げる活動を行っています。

2023年から開始した「すらら にほんご」は、インドネシアの職業高校を中心に導入され、AIを活用したアダプティブな学習システムを取り揃えています。また、本教材は多言語対応であり、ゲーミフィケーション機能を搭載しているため、生徒の学ぶ楽しさを引き出しつつ、日本語力の向上に寄与しています。

ワークショップの内容と講師陣


今回のイベントでは、日本での就労や留学に関する具体的な情報を各専門家が提供しました。特に注目されたのは、すららネットの海外事業推進室から藤平朋子氏による、技能実習と特定技能の制度の違いについてのわかりやすい解説でした。

セッション1: 働くためのルート紹介


藤平氏は、日本での就労の一つに技能実習制度があることを示し、日本語の習得がいかに重要であるかについて解説しました。また、各制度の違いを一覧表で示し、参加者の理解を助けました。

セッション2: 技能実習生としての道のり


公益財団法人アイムジャパンの所長、小澤頼子氏とインドネシア人職員のTeguh ANDRIANSYAH氏は、日本の技能実習制度について掘り下げ、日本語能力や健康診断、渡航準備についても詳しく述べました。特に、技能実習後のキャリアについての説明は、参加者にとって興味深いものでした。

セッション3: 日本でのキャリア形成の選択肢


NSGグループの国際推進室長、牧浦秀紀氏は、日本での留学および就業について言及し、専門学校や大学への進学によるキャリアアップの重要性を強調しました。日本での職業機会を最大限に活用するためのアドバイスが多くの参加者に響いたことでしょう。

セッション4: 成功事例の共有


日本で自動車整備士として成功されているNSG卒業生のPande Kadek Artawan氏は、日本での学びやキャリア形成について自身の経験を交えながら講演しました。特に正しい情報収集の重要性に触れ、長期的なキャリア形成へ向けた姿勢を強調しました。

質疑応答と参加者の反響


各セッション後の質疑応答では、参加者から「信頼性の高い情報の収集方法」や「日本での生活費」など、多くの関心が寄せられました。参加者からは、「日本での就労方法について具体的に知ることができた」、「奨学金に関する有益な情報が得られた」という肯定的な反応が多く見られ、今後の留学や就労に向けての意欲が高まった様子が伺えました。

結論と今後の展望


このワークショップは、インドネシアの若者に日本での留学・就労の道筋を提示し、彼らの将来を拓く大きな機会となりました。今後も、すららネットは経済産業省やJETROと連携し、ICT教材を通じた人材育成を推進していくことを目指します。インドネシアの教育機関や送り出し機関との連携を深め、より多くの若者が夢を追い求めるサポートを続けていくでしょう。

このような取り組みは、日本語教育とキャリア教育の結びつきを強化し、インドネシアの地方における教育ニーズに応え続けていくことでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社 すららネット
住所
東京都千代田区内神田1丁目14-10PMO内神田7階
電話番号
03-5283-5158

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