老朽インフラ再生のトヨコー、シリーズCラウンド14.2億円をファイナルクローズ!
老朽化した橋梁や港湾施設などのインフラメンテナンスを手掛ける株式会社トヨコー(本社:静岡県富士市)は、シリーズCラウンドを14.2億円でファイナルクローズしたことを発表した。
今回の資金調達では、大和ハウスグループ共創共生1号投資事業有限責任組合、マーキュリア・サプライチェーン投資事業有限責任組合、九州電力株式会社、株式会社タスクの4社が新規株主として参画した。これにより、トヨコーの株主数は計11社となり、同社のインフラ再生事業の更なる成長を後押しする。
各社の投資目的と期待
大和ハウスグループは、住宅・建設・不動産分野での豊富な経験を生かし、トヨコーのインフラメンテナンス事業を通じて、持続可能な社会の実現を目指していく。すでに大和ハウスグループでは、トヨコーの「SOSEI」サービスを活用した老朽屋根蘇生工事を提供しており、今回の資本提携により、更なる協業強化を図る。
マーキュリア・サプライチェーン投資事業有限責任組合は、物流・サプライチェーンの課題解決を目指すファンドとして、トヨコーの「CoolLaser」技術が、橋梁や港湾設備などの社会インフラのメンテナンスに貢献すると期待している。
九州電力株式会社は、ESG経営の一環として、地域社会の課題解決に取り組むベンチャー企業への投資を積極的に行っており、トヨコーの「CoolLaser」技術が、電力インフラのメンテナンスにおけるCO2削減に貢献すると見込んでいる。
株式会社タスクは、トヨコーの事業拡大に向けた資金調達支援や上場申請書類作成支援など、これまで数多くのサポートを行ってきた。ASEAN地域との強いパイプを持つ同社は、トヨコーの「CoolLaser」と「SOSEI」の海外展開強化を支援していく。
トヨコーの今後の展望
トヨコーは、今回の資金調達により、主力製品である「CoolLaser® G19-6000シリーズ」の応用開発を加速させ、更なる技術革新を進めていく。また、海外展開も積極的に推進し、世界中の老朽化したインフラ再生に貢献していくことを目指している。
トヨコーについて
株式会社トヨコーは、1996年設立。老朽化したインフラのサビや塗膜などをレーザーで除去する「CoolLaser®」や、特殊な樹脂をスプレーコーティングして強靭な屋根に蘇らせる「SOSEI」の開発・製造・販売を手掛けている。
同社は、インフラメンテナンスを通じて、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しており、今回の資金調達により、その目標達成に向けた取り組みを加速させていく。