シーオス株式会社の新たな挑戦
シーオス株式会社が創業25周年を迎え、画期的な連載コラム『軌跡と挑戦』を開始しました。本連載は、四半世紀にわたる同社のロジスティクス改革の歴史を掘り下げ、成功の背後にあるさまざまな挑戦を明らかにすることを目指しています。
連載コラム『軌跡と挑戦』の背景
シーオスが目指すのは、ロジスティクスを単なる物流の手段と捉えるのではなく、企業の価値創造に直結する重要な要素として位置づけることです。創業以来25年間、現場とデジタルの融合に注力し、多数の企業の物流課題解決に貢献してきました。今回の連載は、過去の経験や課題を振り返り、現在の変革期に挑む皆様へのヒントとなることを願って企画されました。
第1弾の内容『スループットを最大化せよ』
第1回目では「スループットを最大化せよ(前編)~報告書に載らない真実~」をテーマに、20年以上前に実施した「携帯キャリアX社」のロジスティクスセンター改革プロジェクトに焦点を当てています。このプロジェクトは、物流コストを36.7%削減したという成果を出しましたが、その実現には驚くべき真実が隠されていました。
当時、報告書に記載されていたのは美しい数値や整然としたデータでしたが、実際に現場で目の当たりにしたのは、険しい道のりと改善が必要な課題でした。当初は状況の厳しさに経営層も衝撃を受けたといいます。パワーポイントではなく、現場の実情を映し出す映像を用いることで、意識改革が促されました。
TOYOTA思想の導入
シーオスは、豊田自動織機との提携を活かし、トヨタの考え方に基づいて独自の「人時生産性向上のフレームワーク」を構築。これにより、プロジェクトの遂行が可能となり、現在の人手不足や効率化の課題にも対応する普遍的な業務設計を提供しています。プロジェクトは前編と後編の2部構成で、前編ではプロジェクトの立ち上げから具体的なフレームワークの説明が行われます。
今後の展望
物流業界は、労働力不足やサプライチェーンの自体の複雑化という困難な課題に直面しています。シーオスは今後も本連載を通じて、成功事例だけでなく、その背後にある苦悩や泥臭い現場のリアルな情報を提供し続けます。次回の後編では、日本ロジスティクス大賞奨励賞を受賞した『セル出荷オペレーション方式』やボトルネック工程の突破方法についてもお届けします。
会社概要
シーオス株式会社は、ロジスティクス領域に特化したコンサルティング、システム開発、業務支援を行っており、深い現場理解と卓越した戦略策定能力を併せ持つ企業です。これまでに数多くの企業と共に歩んできた歴史を持ち、今後もさらなる挑戦を続けていきます。詳細については、公式ウェブサイトをぜひご覧ください。