社会的インパクトの業務提携
2025-02-03 15:32:27

GLIN Impact Capitalと八千代エンジニヤリングが新たな業務提携を締結し社会的インパクトを目指す

GLIN Impact Capitalと八千代エンジニヤリングの業務提携



GLIN Impact Capital合同会社(以下「GLIN」と称する)と八千代エンジニヤリング株式会社(以下「八千代エンジニヤリング」と称する)は、社会的インパクトの評価や開示を目指して業務提携を締結しました。この提携は、両社が持つ知識と経験を結集し、投資を通じて社会問題の解決に向けた可視化と定量化を行うことを目的としています。

1. 事業提携の背景



近年、日本国内のインパクト投資が急成長しており、2023年6月末にはその残高が11兆5,414億円に達したとの調査が報告されています。このような中、厚生労働省は2024年11月に、世界最大規模の資産運用を行う年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)によるインパクト投資への取り組みを表明しました。これにより、金融機関もインパクト投資に積極的に参入する傾向が強まっています。

インパクト投資の成功には、単に資金を投入するだけでなく、社会的影響を定量化し、可視化した上で適切な効果検証が行われる必要があります。そのためには、企業間での連携が不可欠であり、GLINと八千代エンジニヤリングの業務提携は、その一環として位置づけられています。

2. 業務提携の内容と展望



GLINは、国内で初のインパクト投資ファンドを管轄している企業で、これまでに多くのインパクト投資に関するノウハウを蓄積してきました。八千代エンジニヤリングは、総合建設コンサルタントとして公共事業での豊富な実績を有し、環境評価などを通じて社会課題の解決にも取り組んでおり、両社の強みを生かすことで相乗効果が期待されています。

提携後は、社会的インパクトを可視化し、また定量化するための具体的な取り組みを立案し、実行に移していく予定です。これにより、持続可能な社会の実現に向けた直接的な貢献ができると考えられます。

3. 八千代エンジニヤリングについて



八千代エンジニヤリングは1963年に設立されて以来、国土交通省などの官公庁から公共事業を受託し、環境保全のための技術コンサルティングサービスを提供してきました。近年は民間企業向けのサービスも展開し、技術ノウハウを活かしてビジネスの幅を広げています。

所在地は東京都台東区浅草橋で、設立以来60年以上にわたって社会に貢献する企業として成長を続けています。

4. GLIN Impact Capitalについて



GLIN Impact Capitalは2020年の設立以来、社会的な問題解決と経済成長の双方を目指すインパクト/ESG投資の推進に特化して活動しています。彼らは、社会における経済と環境の調和を図るために、インパクト投資を通じてスタートアップを支援し、実際の成果を出すことを目指しています。

また、GLINはコンサルティング事業も立ち上げ、新たな金融モデルと経営手法を模索し続けています。このように、両社の提携は日本におけるインパクトマネジメントの新たなステップとして、注目されています。

数多くの企業がインパクト投資に興味を持ち始めている中で、GLINと八千代エンジニヤリングの取り組みがこの潮流をさらに後押しすることに期待が寄せられています。


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会社情報

会社名
GLIN Impact Capital 有限責任事業組合
住所
東京都港区南青山2-2-15
電話番号

トピックス(経済)

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