ゲランとアート
2024-10-28 17:57:18

ゲランの美とアートの融合を探求する特別イベント「Guerlain in ART」

美と香りの協奏曲



ゲラン株式会社が主催するイベント「Guerlain in ART with Louise Bourgeois Exhibition」が、2024年10月22日に森美術館で行われました。このイベントは、俳優の笠松将さんをはじめとする有名人や専門家たちが一同に集まり、香水とアートの深い関係性について語り合う機会となりました。特に注目されたのは、ルイーズ・ブルジョワの代表作《蜘蛛》(1997年)と、ゲランのアイコニックな香水「シャリマー」のコラボレーションです。

イベントの開始には、ゲランのアート・カルチャー・ヘリテージの責任者アン・キャロライン・パラザンが映像インタビューで登場。彼女は、ゲランが1828年の創業以来、いかにアーティストたちを支援し、彼らとのコラボレーションを通じて香水に芸術性を持たせてきたかを紹介しました。ゲランの香水は、単なる香りではなく、アーティストの創造力を刺激し、互いにインスパイアしあう存在であると示されました。

香りが喚起する記憶



トークセッションでは、笠松将氏、石田潤氏(『GQ JAPAN』ヘッド・オブ・エディトリアル・コンテント)、椿玲子氏(森美術館キュレーター)が登場し、香水とアートにまつわるさまざまなテーマを掘り下げました。特に、笠松氏の発言は印象的でした。彼は香水を「贅沢品」と思っていたが、実際に使用するうちにそれが「気持ちのスイッチ」として働くことに気づいたと語りました。彼自身もゲランの香水を愛用していると明かし、その魅力を人々に伝える重要な役割を果たしているようです。

椿氏は、ルイーズ・ブルジョワの《蜘蛛》に使用されているシャリマーの香りの重要性に触れ、「嗅覚には魂を揺さぶる力がある」と強調しました。作品の中で表現されるブルジョワの家族や母へのオマージュが、香りを通じてより一層深まり、作品に命を吹き込む様子が伺えました。

ゲランとアートの長い歴史



最后に議論されたのは、ゲランとアートとの関係性の歴史についてです。笠松氏は、ゲランが200年近く、芸術家の支援をただの商業目的ではなく、真摯に行っていることが非常に素晴らしいと述べました。アートと香りがお互いを高め合う関係は、俳優と監督、作品との関係とも重なる部分があると感じているようです。

また、椿氏からは、ゲランがアーティストにインスピレーションを与えているだけでなく、アーティストもまたブランドに新しい視点を提供しているというWin-Winの関係を強調されました。彼女は、ゲランの3代目であるジャック・ゲランがまだ印象派が認められていなかった時代にアーティストを支援したエピソードも紹介しました。

特別な香りのコレクション



このように、ゲランには香水だけにとどまらず、アートに深く根差した文化があります。現在、ゲランからは「シャリマー」の特別なコレクションも登場しています。香りの歴史や背景を知ることで、より深い体験が得られることでしょう。特に、「シャリマー ミレジム ジャスミン」は、インドの情熱や魅力が詰まった特別な香りで、ぜひ一度味わってみたい一品です。

森美術館での展覧会は2025年1月19日まで継続されており、ゲランとアートの魅力を体感できる貴重な機会です。


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会社情報

会社名
ゲラン株式会社
住所
東京都千代田区平河町2-1-1住友不動産平河町ビル
電話番号

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