ワールド・モード・ホールディングスが国連グローバル・コンパクトに加盟
日本のファッション・ビューティー業界で強力な存在感を放つワールド・モード・ホールディングス株式会社(東京都渋谷区、代表取締役:加福真介)が、世界最大のサステナビリティイニシアチブである「国連グローバル・コンパクト」への加盟を決定しました。この署名は、同社のサステナブルな未来を見据えた重要な一歩であり、ファッション業界の持続可能性を促進するための取り組みが期待されています。
国連グローバル・コンパクトとは?
国連グローバル・コンパクトは、国連と企業及び団体が連携して持続可能で健全なグローバル社会を築くためのプラットフォームです。参加企業は「人権」「労働」「環境」「腐敗防止」という4つの分野で定められた10の原則に賛同することが求められ、持続可能な社会に向けた具体的な行動を約束します。
今回、ワールド・モード・ホールディングスは、この国連グローバル・コンパクトの原則を受け入れ、サステナビリティに対する意識と実行力を共有することを表明しました。また、日本国内においてもカントリーネットワーク「グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン」に参加することで、持続可能な発展に向けた具体的なコミットメントを強化しています。
サステナビリティの改善に向けた取り組み
ファッション業界は多くのサステナビリティの課題を抱えています。例えば、労働環境や働き方の改善、人権の尊重が非常に重要なテーマとされています。そこで、ワールド・モード・ホールディングスは業界全体の健全な発展を目指して、国連グローバル・コンパクトの10原則を広める取り組みを進めます。
代表取締役の加福真介を中心に設立されたサステナビリティ委員会は、会社全体のサステナビリティ活動の推進役を担い、全社員が参加できるようなアクティビティを通じて意識を高めています。たとえば、「サステナビリティウィーク」や「人権週間」といった社内イベントを設け、参加者同士に議論を促します。また、業績報告及び提言は定期的に行われ、経営会議でもサステナビリティに関連する現状や施策の確認がなされています。
有識者との協力
さらに、ファッション業界のサステナビリティに関する専門知識を持つ有識者も参画し、議論の質を向上させています。早稲田大学の非常勤講師である山内秀樹氏やWWDJAPANのサステナビリティ・ディレクター向千鶴氏が、同社の取り組みに共鳴したことで、業界を横断するより強力な取り組みが期待されています。
未来に向けたマテリアリティの特定
ワールド・モード・ホールディングスは、持続的な成長のために四つのマテリアリティ(重要課題)を自社の経営における指針として特定しています。これに基づき、社会への提供価値を定義し、サステナブルな環境の実現に向けて具体的な活動を推進しています。
ファッション・ビューティー部門での存在感を持つワールド・モード・ホールディングスは、これからもサステナブルな業界環境の実現と持続的な発展に貢献するために努めていく所存です。今後の取り組みに注目が集まります。