阪神・淡路大震災の教訓を次世代に繋ぐ特別番組
2025年1月17日、JCOM株式会社は阪神・淡路大震災から30年を迎えるにあたり、特別番組「つなげたい記憶」を放送します。この特番は午前5時半から午後10時までの10時間以上にわたり、震災を知らない世代や関西以外の人々にも記憶を伝えることを目的にしています。また、YouTubeや地域情報アプリ「ど・ろーかる」での配信も行われるため、誰でも視聴可能です。
この特別番組の企画背景には、JCOMが地域密着のメディアとして、これまで長年にわたり震災に関する取材を続けている実績があります。被災地域の人々の想いを尊重し、次世代に向けた伝承を行うことで、震災の記憶や教訓を途絶えさせない努力を続けています。特番では、震災直後の未公開映像や、地域住民からのインタビューを通じて、30年間の変化についても掘り下げていきます。
番組の構成と内容
特別番組では以下のような内容が放送される予定です:
- - 追悼式典: 「1.17あの日を忘れない」を生中継。
- - 語り部の声のアーカイブ: 世代を超えたメッセージを紹介。
- - 関西の防災・減災の取り組み: 30年目に向けた地域の活動をまとめて紹介。
- - 神戸今昔: 当時の映像や写真を通じて、復興の過程を振り返ります。
- - メディアの記録: 震災直後の芦屋の状況を紐解き、教訓を見つけ出します。
特にインタビューへの出演が決定しているのは、語り部KOBE1995の代表・長谷川元気さんや、震災支援に尽力してきた俳優・堀内正美さんです。彼らの体験談を通じて、震災がもたらす課題や教訓、そしてそれを未来にどう活かすかについて深く探ります。
未公開映像と語り部の活動
JCOMでは、震災当時の映像を独自に収集し、これまでにも地域の防災意識を高める情報発信を行ってきました。今年の節目には、震災アーカイブ「未来へつなぐ語り部の声」を特設サイトやYouTubeで公開し、震災の記憶を語り部として伝える活動も活発に行っています。
特に高井千珠さんは、震災当時1歳半だった長男を亡くされた経験をもとに、痛みを伴う記憶の重要性を自らの言葉で伝え続けています。彼女のメッセージは、未公開動画や写真を通じて視聴者に感動を呼び起こすことでしょう。
まとめ
阪神・淡路大震災の記憶を次世代に受け渡すための特別番組が、2025年1月17日に放送されます。J:COMはこれからも、地域の安心・安全に貢献し、震災の教訓を共有するための取り組みを続けてまいります。視聴者の皆様も、是非この機会に震災の記憶と向き合い、未来に向けた対話を始めてみてはいかがでしょうか。