冬の寒さから人々を救う ウクライナ越冬支援
特定非営利活動法人オペレーション・ブレッシング・ジャパン(OBJ)は、現在ウクライナ・ザポリッジャ州で越冬支援を行っています。この取り組みは、ロシアの軍事侵攻開始以降、4年にわたって続けられてきました。
複雑な情勢と深刻な課題
長期化する戦闘により、ウクライナのエネルギーインフラは深刻な打撃を受けており、冬場の暖房の確保が喫緊の課題です。特に高齢者や障がいを抱える家庭、失業した世帯は、暖房燃料の不足が命取りとなりかねません。
OBJは、現地のパートナー団体と協力し、ザポリッジャ州に住む578世帯に対して1世帯あたり3㎥の暖房用薪を提供し、冬季の健康と安全を支援しています。
現地からの声
支援を受けた家族たちは、厳しい冬の中での生活について生々しい声を寄せています。ある家族は、「寒さで凍えるのではと、目を覚まさないのではないかと恐れていました」とつぶやきました。
ザポリージャ近郊のヴェセレ村では、戦争が市民の日常のすべてを脅かしています。ミサイルの恐怖と同時に、家の中で凍え死ぬかもしれないという静かで残酷な孤独感が、家族を襲っています。
ゾーヤ・ミコライウナ・クバソワは、戦争によって家族の支柱を失い、経済的にも困窮しています。彼女は障がいのある子どもを抱え、月々の手当もわずか800円ほど。その中で、薪や食料を確保することは非常に困難です。
「私たちの家計は、涙そのものです。暖房用の薪を買う余裕もありません。」と語るゾーヤは、戦争は彼女の家族にどれほどの苦痛を与えたかを語り尽くします。
支援の成果と希望
状況が限界に達したとき、OBJからの支援が到着しました。暖房用の薪が届き、彼女の庭に置かれたその木材は、歌われることもない静かな命をつなぐための重要な資源となったのです。
「この薪の山は、私たちにとって一番切実な夢であり、心から感謝しています。」と、ゾーヤは涙ながらに語ります。今、彼女の家のストーブで火が燃え上がり、ほんの少しだけ暖かさをもたらしています。
越冬支援の継続
OBJの越冬支援活動は、単年度の緊急支援ではありません。持続可能な支援体制を築きながら、家庭の選定から配布、モニタリングまでを一貫して行っています。現地パートナーとの連携による継続的な支援が、着実に数多くの命を救っているのです。
OBJの活動は、困難な状況にあるウクライナの人々を救うために重要です。兵器の恐れに加えて、寒さというもう一つの深刻な危機がある今、彼らの支援を必要とする人々がいます。
ご支援のお願い
この支援活動は、地域社会や公的助成に支えられていますが、その活動をさらに広げるためには、皆さまのご協力が不可欠です。ウクライナの人々が寒い冬を越え、命を守れるよう、引き続きご支援をお願い申し上げます。
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オペレーション・ブレッシング・ジャパンとは
2011年から緊急支援を行い、これまで数多くの災害支援を行ってきました。現在まで、日本の地域社会に向き合い続けており、様々な分野で支援活動を展開しています。