嗅覚のデジタライゼーションを楽しむ「KAORIUM」体験
2025年6月の週末、大阪南港にて行われた日本最大級の酒の祭典「國酒フェア2025」は、全国から集まる酒蔵や愛好者で賑わいました。ここで注目を集めたのが、SCENTMATIC株式会社が出展したソムリエAI「KAORIUM for Sake & Wine」です。このブースでは、来場者が自分の感性と言葉を使って、好みのお酒を見つけ出すことができる新しい体験が提供されました。
「國酒フェア2025」とは?
「國酒フェア2025」は、日本の「伝統的酒造り」が生み出す日本酒や本格焼酎、泡盛が一堂に会するイベント。400社以上の蔵元が参加し、試飲や購入だけでなく、蔵元との直接のコミュニケーションも楽しめます。そして、去年には「伝統的酒造り」がユネスコの無形文化遺産として登録され、その魅力を多くの人に伝える機会が増えました。
AI「KAORIUM for Sake & Wine」の魅力
「KAORIUM」は、嗅覚による感覚を言葉で可視化することに特化したAIシステムです。飲み手自身の好みや感性をもとに、お酒とのマッチングを支援。これにより、「どのお酒を選べば良いかわからない」という初心者だけでなく、「味わいの違いがわかりにくい」と感じている愛好者にも、より深く日本酒の魅力を伝えています。
魅惑の体験ブース
イベント期間中、来場者たちは「香りと言葉で出会う日本酒体験」を通じて、数ある日本酒の中から自分にぴったりの一杯を見つける楽しみを体感しました。参加者は香りを基に自分の気に入った酒を選ぶことができ、AIとの対話を楽しむことができました。さらに、参加者自身の感覚を探求する「日本酒ワークショップ」も開催され、より深い理解が得られる機会となりました。
日本酒をより味わい深く
どのような品種にしたいか迷うことがある日本酒。KAORIUMではその香りを言葉として理解し、視覚的に説明していくことで、お酒の風味をより楽しむサポートをしています。
SCENTMATIC株式会社の取り組み
セントマティックは2019年に設立され、香りを言語化するAIシステムを導入し、「嗅覚のデジタライゼーション」を通じて新たな体験価値を提供しています。香りを通じて人々の感性を進化させ、あらゆるビジネスを革新することを目指しています。
結論
「國酒フェア2025」でのKAORIUMの体験は、多くの酒ファンに新しい発見をもたらしました。香りと言葉の二つの要素が組み合わさり、飲み手に新しい顧客体験を提供。これからも、日本酒との素晴らしい出会いを楽しむ場としての「國酒フェア」は、多くの人々に期待されています。