ユーロフィン、ISO取得
2022-06-30 10:00:21

日本初、ユーロフィンがPFAS分析でISO認定を取得 - 環境分析の新たなスタンダード

近年、PFAS(有機フッ素化合物)が人体や環境に与える影響が注目されています。このたび、ユーロフィン日本環境がPFASの分析において、国内初のISO認定を取得しました。この新しいISO認定方法により、PFASの分析対象項目が大幅に拡張され、より幅広い分析が可能となります。

PFASは、多くの産業で使用されている化合物で、特に撥水性や滑り性を向上させるために利用されていますが、その健康リスクが報告されています。最近では、PFOAによる環境汚染を扱った映画も公開され、この問題に対する関心が高まっています。欧米ではすでにPFASに対する規制が進んでおり、たとえば、米国環境保護庁(EPA)は今後の対策をまとめたロードマップを発表しています。

ユーロフィン日本環境が導入した新しい分析方法は、米国の分析方法であるEPA537.1をベースにしており、消火剤に含まれる6:2 FTSなどの重要な項目を含む22項目のPFASを分析可能です。この取り組みにより、環境中のPFASをより的確に評価し、実施することが期待されます。

この新しいISO認定は、PFASに関する環境リスク評価をより適切に行うための基盤を提供します。さらに、国内外での規制が強化される中、ユーロフィンは最新の技術と国際基準を取り入れることで、持続可能な未来に向けて重要な役割を果たしています。

また、上述の通り日本国内でもPFAS汚染が確認されており、環境規制が進む中で、企業や研究機関がこの問題に取り組む姿勢が求められています。ユーロフィンのISO認定は、日本の環境分析への信頼性を高め、今後のPFAS測定の基準を定める重要な一歩となるでしょう。

ユーロフィン日本環境は、40年以上にわたる環境分析の実績を有し、土壌や水質などの多様な環境試料の分析を行っています。日本国内でのISO取得は、企業としての信頼性を確保するだけでなく、より多くの環境問題に対する解決策を提供する基盤を築く重要なステップです。このように、環境を守るための取り組みは今後も続けられ、より良い社会に貢献することが求められています。

会社情報

会社名
ユーロフィン日本環境株式会社
住所
神奈川県横浜市金沢区幸浦2-1-13
電話番号
045-780-3851

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