親子で楽しむ自由研究: 土のふしぎ発見教室
2023年8月5日、東京都墨田区にあるジャパンホームシールド株式会社が主催するイベント『土のふしぎ発見!光るどろだんご教室』が行われました。本イベントは、夏休み中に小学生とその保護者を対象とした自由研究の一環として企画され、参加者が「土」とその重要性について楽しく学べる機会を提供しました。
土と暮らしの関わりを学ぶ
参加者はジャパンホームシールドがこれまでに行ってきた出張授業を通じて学んだ内容をもとに、土との関わりを深く理解することを目的としています。講師として招かれた地盤の専門家、武智耕太郎さんは、子どもたちに向けて、地盤の重要性やその特性についてわかりやすく説明しました。
参加者の声
イベントの参加者からは、「どろだんごが光ってとても楽しかった」という子どもたちの声や、「土の勉強と自由研究が一緒にできて良かった」という保護者の意見が寄せられ、イベントは大盛況でした。
SDGsを考える機会
特に注目すべきは、環境に配慮しながら暮らすことを考える「SDGs」の教育が組み込まれている点です。小学校でのSDGs教育の流れを受け、子どもたちが身近な環境との関わりを意識し、持続可能な未来を考えるきっかけになればとの思いが込められています。
地盤と地名のつながり
また、地名を通じて地盤の特性についても学びました。「新田」や「野田」といった名前がつく地域は湿地に由来し、地盤が柔らかい可能性があるということを参加者は知りました。自分の地域の地名を調べ、そこでの地盤の状態を考えることができたことから、新たな発見があったようです。
災害のリスクと対策
地盤の性質は自然災害にも大きく影響します。実際の地震を再現する実験を通じて、液状化現象やその対策について学ぶことができました。参加者の子どもたちは、実際に地震が起きた際の家の傾き方を再現し、「こんなことがあるんだ」と驚きの様子を見せました。実践的な学びは、日常生活においても役立つ貴重な経験となりました。
どろだんごの制作
イベントのハイライトともいえるのが、光るどろだんごの制作です。参加者は、土の質感や性質について学びながら、一緒にどろだんごを作りました。どろだんごが光る瞬間は、一同の歓声を生む一大イベントに。子どもたちは「冷たくて硬い」「前に作ったものとは違って面白い」と実感しながら、自分の手で土に触れました。
終わりに
今回のイベントを通して、子どもたちとその保護者は「土」と「暮らし」のつながりを深め、SDGsを学ぶ貴重な機会となりました。ジャパンホームシールドは、今後もこのようなイベントを通じて、地盤に関する理解をさらに深める活動を続けていく方針です。参加者の皆さんにとって、土の世界の魅力を感じてもらえたのは、大変嬉しい成果でした。