全固体電池「PSB2032」
2025-12-16 12:09:30

マクセル、高容量・高信頼性の全固体電池「PSB2032」をIoT向けに開発

マクセルが全固体電池「PSB2032」を開発



マクセル株式会社は、新しいコイン形全固体電池「PSB2032」を発表しました。この電池は、IoTデバイスの主電源として特化されており、12月下旬から順次サンプル提供が開始されます。導入の背景には、インフラ設備や工場での効率化のニーズが高まっていることがあります。人手の減少が進む中、従来のメンテナンス手法を維持することが難しくなっています。

省人化と効率化の取り組み



IoTやAIの技術を利用した省人化が求められており、機器や設備の状態を長期間にわたりモニタリングできる通信機能を備えたIoTセンサーデバイスの導入が進んでいます。これらのデバイスに必要とされるのは、信頼性が高く、長時間使用可能な大容量の電源です。そこでマクセルは、PSB2032を開発し、外径20mm、高さ3.2mmというサイズで提供します。このサイズは、さまざまな小型機器に適した設計となっています。

高い性能と信頼性



PSB2032は、既存のセラミックパッケージ型全固体電池「PSB401010H」の約4倍にあたる35mAhの容量を誇ります。これにより、IoTデバイスの主電源としての利用が可能です。さらに、高密閉性を保ちながら、幅広い放電温度範囲と高い信頼性を実現しています。安全性に関しても、マクセルの全固体電池は高い水準を維持しています。

多様な実装方法



PSB2032は、接続端子付きタイプとして設計されており、小型機器に適した実装法を選択可能です。この新しいタイプは、従来のリフロー実装方法とは異なる方法に対応できる柔軟性を持っています。これにより、より多くのデバイスでの利用が見込まれています。

未来への展望



マクセルは、信頼性が高く、耐熱性、出力、高容量を兼ね備えた全固体電池の開発を今後も続けていきます。また、全固体電池とワイヤレス給電、エナジーハーベスティング技術との組み合わせによる新製品の開発も検討中です。これにより、社会の多様な課題に対するソリューションを提供し、持続可能な社会の実現に貢献していく所存です。

詳しくは、マクセルの全固体電池専用ウェブページをご覧ください。

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マクセル株式会社
住所
東京都港区港南2-16-2太陽生命品川ビル21階
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