エテンタミグの治験結果
2026-09-28 13:11:11

新薬エテンタミグが多発性骨髄腫治療の新たな希望に

エテンタミグ、再発・難治性多発性骨髄腫患者に希望をもたらす



2026年9月3日、アッヴィが再発または難治性の多発性骨髄腫患者を対象とした第3相試験「CERVINO」の結果を発表しました。この試験は、開発中のBCMA x CD3二重特異性T細胞誘導薬であるエテンタミグが、既存の標準治療と比較して高い奏効率と無増悪生存期間を示したことを示しています。

試験の概要と結果



CERVINO試験には393人の患者が参加し、中央値の治療歴は3ラインでした。試験における最も重要な評価項目である客観的奏効率(ORR)では、エテンタミグ群が74%に対し、標準治療群は45.7%という結果が得られました。この差は統計的に有意で、P値は0.0001であり、エテンタミグが有効な治療選択肢であることを裏付けます。また、無増悪生存期間(PFS)においても、エテンタミグは統計的に有意な改善を示し、ハザード比は0.40でした。

安全性についての評価



エテンタミグは、関連する有害事象の発生率が低く、特にサイトカイン放出症候群(CRS)が主にグレード1であることが確認されました。感染症の発生率も比較的低く、グレード3/4の感染症はエテンタミグ群で27.7%、標準治療群で19.2%でした。

患者へのインパクト



CERVINO試験の結果は、エテンタミグが多発性骨髄腫患者に対して、新たな治療選択肢を提供できる可能性を示しています。治験責任医師であるDr. Peter Voorheesは「エテンタミグは管理可能な安全性プロファイルを持ち、治療歴のある患者においても効果が得られることが示されました」と講評しました。

期待される今後の展開



これらの結果は、2026年9月23日から26日までスコットランド・グラスゴーで開催される国際骨髄腫学会年次総会でさらに詳しく発表される予定です。エテンタミグは、地域医療や外来治療にも適応可能な治療法として期待されており、特に再発や治療歴のある患者にとって、新しい可能性を切り開くことでしょう。

アッヴィは、この成果を基にさらなる研究を進め、多発性骨髄腫に関する治療法の開発を加速させ、患者のニーズに応えるための取り組みを強化していく方針です。

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