ワコム、米国のMAXEYE社に特許侵害訴訟を提起
ワコムがMAXEYE社を提訴
株式会社ワコムは、米国時間2024年8月28日にテキサス州の連邦地方裁判所に対し、デジタルペンの製造を行うMAXEYE社(Shenzhen Qianfenyi Intelligent Technology Co., Ltd.)を訴える訴訟を起こしました。
特許侵害の主張
ワコムは、MAXEYE社がUSI Stylus and Device仕様に準拠したスタイラスを含むアクティブスタイラス製品を米国に輸入し販売していることが、自社の複数のアクティブ静電ペン関連特許を侵害していると主張しています。また、具体的には7件の特許権の侵害について、その差止を求めると共に、損害賠償も請求しています。
ワコムの特許保有数
世界的に見ても、ワコムは合計2000件以上のペン関連特許を持っており、本件は同社の知的財産の価値を守るために非常に重要な取り組みと位置付けています。
ワコムの企業理念
株式会社ワコム(証券コード:6727)は、デジタルペンに関する技術を通じて、顧客に「デジタルで描く」といったさまざまな体験を提供しています。特に、同社のペンタブレットは全世界150以上の国々で、多くのプロクリエイターから愛用されています。映画制作や工業デザイン、漫画制作など、幅広い分野でその技術が評価されています。
教育や医療分野への貢献
また、教育現場でもワコムの製品は広く使われており、「書いて学ぶ」ことが求められる学校や塾で使用されています。さらに、医療現場では電子カルテの記入に利用され、金融機関でも各種申込書やクレジットカードの電子サインといった用途での採用が進んでいます。
デジタルペン技術の普及
ワコムはオフィスや家庭で使用されるデジタルペン搭載のPCやタブレット、スマートフォン向けにも技術をOEM提供しており、多くのモバイルIT機器にその技術が搭載されています。これにより、ワコムは多様なデジタルペン体験を提供し続けています。
今後の展望
ワコムは今後も最先端技術との連携を視野に入れ、新たなデジタルペンの体験と価値の提供を進めていく方針です。この訴訟は、技術革新を追求するワコムの姿勢を示す重要なステップとなります。
会社情報
- 会社名
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株式会社ワコム
- 住所
- 埼玉県加須市豊野台2-510-1
- 電話番号
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