熊本観光復興の軌跡を描く「KUMAMOTO Blue DIALOGUE」公開

熊本観光復興の物語「KUMAMOTO Blue DIALOGUE」

2016年の熊本地震と2020年の令和2年7月豪雨により大きな被害を受けた熊本県。その復興を支える人々の熱い想いと、地域の新たな魅力を描いた動画シリーズ「KUMAMOTO Blue DIALOGUE」が公開されました。

このプロジェクトは、阿蘇エリアと人吉エリアの2つの篇で構成されています。それぞれの地域にゆかりのあるアーティストが訪れ、被災を乗り越え、観光復興に向けて努力する人々と対話し、その土地の魅力を深く掘り下げています。

阿蘇エリア：画家松永健志さんの視点

熊本地震から7年。阿蘇エリアでは、「熊本地震震災ミュージアム KIOKU」のオープンや南阿蘇鉄道の全線運転再開、阿蘇神社楼門の復旧など、復興の歩みが着実に進んでいます。

熊本市在住の画家、松永健志さんは、復興のシンボルともいえる場所を巡り、関係者へのインタビューを通して、地震直後の率直な思いや現在の想いを丁寧に描き出しています。スケッチブックに収められたイラストにも注目です。

登場する人々:

久保尭之さん: 「熊本地震震災ミュージアム KIOKU」統括ディレクター。震災の記憶と教訓を未来へつなぐことの重要性を語ります。
山本英明さん: 南阿蘇鉄道営業主任兼運輸助役。「ONE PIECE」コラボ列車など、地域活性化への取り組みについて語ります。
増田一正さん: 「Minaaso マルデン」オーナーシェフ。被災からの再起と、地元への愛着を語ります。
山部雄作さん: 「阿蘇復興ちょうちん祭」実行委員長。地域住民の復興への想いを集めた祭りについて語ります。

人吉エリア：シンガーソングライタータローキジウマさんの視点

令和2年7月豪雨を経験した球磨郡出身のシンガーソングライター、タローキジウマさんは、人吉エリア各地を訪れ、被災者たちの強い生き様を歌にのせて伝えます。

豪雨で甚大な被害を受けた人吉温泉の旅館の女将、球磨川くだりの船頭、トレーラーハウスで店を再開させた「ドライブイン AJISATO」のオーナー、そして神社復興に尽力する語り部など、様々な人々との出会いと対話が描かれています。タローキジウマさんが感じた想いを綴った歌詞にも注目です。

登場する人々:

高山多摩さん: 人吉温泉「しらさぎ荘」女将。被災からの再建と、営業再開への思いを語ります。
藤山和彦さん: 「球磨川くだり」運行管理課長。「HASSENBA」の設立など、人吉観光の未来について語ります。
瀬河克俊さん: 「ドライブインAJISATO」オーナー。被災直後のボランティア活動と、店の再建への道のりを語ります。
立石芳利さん: 「青井の杜外苑街づくり協会」専務理事。今後の災害支援と森づくり活動について語ります。

アーティストプロフィール

松永健志さん: 熊本市在住の画家。日常の温かみを表現する作風で知られています。
タローキジウマさん: 球磨郡出身のシンガーソングライター。「熊本県シンガーソングライターオーディション」グランプリ受賞者。

「熊×熱プロジェクト」

「KUMAMOTO Blue DIALOGUE」は、「熊×熱プロジェクト」の一環として制作されました。このプロジェクトは、熊本地震や豪雨被災からの復興、そして熊本の魅力を発信することを目的に、2023年に始動しました。

本プロジェクトは、熊本の熱いニュースや復興の道のり、グルメ、温泉などを発信し、熊本の魅力を全国に伝えています。

この動画シリーズを通して、熊本の人々の強さと、観光復興への努力、そして地域の温かい魅力を多くの人に知ってほしいと願っています。