新たなイラストレーションの扉を開く
注目のイラストレーター・TERUが初めて手がけた作品集『REDTAILTERU ILLUSTRATION WORKS』が、2025年1月23日に発売されます。この本は、TERUの独特な視点や表現力を余すことなく収めた作品となっています。特に注目して欲しいのは、物語の舞台設定とキャラクターたちの魅力です。
異界へつながるポータルの物語
本書の物語は2035年の東京から始まります。街が突如光に包まれ、「赤い光柱」が現れることで、異界との接点が開かれます。この現象が引き金となり、さまざまな超自然現象や怪異が引き起こされるという立体的なストーリーが展開されます。
サイバーパンクと人外の融合
「サイバーパンク × 人外 × 怪異」というテーマを基に、TERUは5年間かけて「REDTAIL」の世界を構築してきました。この作品集では、崩壊した都市の裏側に隠された真実が明らかにされます。常識を覆す近未来のSFワールドが80ページ以上にわたって圧縮され、多種多彩なキャラクターたちが活躍します。
表現の幅が広がる
作品集にはイラストの他、キャラクター紹介やスケッチ、小説、漫画など多岐にわたる表現が収められています。TERUの手によるアートの数々からは、彼の想像力がどのように育まれてきたのかが伺えます。これまでの作品を一新し、新たな魅力を引き出すプロセスが込められています。
各界からの絶賛
この作品集のリリースに際し、声優の大塚明夫さんや悠木碧さん、ゲーム実況者の兄者弟者(2BRO.)のおついちさんからもコメントが寄せられました。「かっけぇ!!」と大塚さんは称賛し、「TERUの世界が動き出す」とおついちさんが期待を寄せるなど、これからの展開が楽しみです。
SNSで広がる話題
また、作品集にはSNSで人気を集めている「強化骨格計画」シリーズが収録されています。赤い光の柱が出現してから14年後の物語で、悪魔「魔子」と人間「ワタナベ」の冒険が描かれています。彼らは民間軍事組織「青蜂」の一員として、日々怪異との戦いに挑んでいます。さらに、裏では「完璧で究極の存在」を作り出そうとする謎の教団の陰謀も浮き彫りになり、緊張感に満ちたストーリーが展開されます。
TERUのバックグラウンド
TERUは埼玉県出身で、多摩美術大学を卒業。Sony Computer Entertainmentでの経験を経て、フリーランスとして活動を開始しました。彼のアートには、2BRO.とのコラボレーションや、ゲーム、アニメの制作において数多くの名作を手がけています。1999年に結成された創作漫画集団「mashcomix」では、8冊の同名雑誌を発行し続けています。2023年には東京・表参道で初めての個展を開催し、大きな話題を呼びました。
書籍情報
『REDTAILTERU ILLUSTRATION WORKS』は、168ページのフルカラーで、価格は3,080円(税込)です。異界への旅路を感じることのできるこの一冊、ぜひ手に取ってその魅力を体験してみてください。詳しい情報や購入はこちらから:
小学館集英社プロダクション。