川崎マック30周年
2022-10-26 15:30:01
依存症回復支援の川崎マックが30周年!感謝のつどいで地域貢献を称える
川崎マック、30年の節目を迎えて「感謝のつどい」を開催
1992年に開設された、依存症者の回復支援を行う地域活動支援センター「川崎マック」が、今年で30周年を迎えました。これを記念して、感謝のつどいが開催されます。
川崎マックは、当初は精神障害者小規模作業所としてスタートし、アメリカ発祥の「12ステップ」と呼ばれる回復プログラムを用いて、アルコール依存症者の回復を支援してきました。2007年には川崎市から地域活動支援センターの指定を受け、その後はグループホームも整備し、アルコール依存症だけでなくギャンブルや薬物など幅広い依存症を持つ人々の回復支援を行ってきました。2015年には、法人統合により特定非営利活動法人ジャパンマックの事業所となり、法人内および川崎市内の依存症回復支援施設との連携を強化し、支援活動を継続しています。
地域の支えがあってこそ
30年の活動の中で、川崎マックは数々の困難に直面してきました。しかし、地域住民をはじめとする多くの方々の温かい理解と支援によって、今日まで活動を続けることができたと、施設長の青木知明氏は語ります。
「30年の間には、運営に困難を生じた時期が何度もありました。けれども今日までずっと同じ場所で運営をしてこられたのは、近隣の方々をはじめとする地域の皆様の温かいご理解とご支援のおかげということに尽きます。」
依存症者の回復支援における重要な役割
ジャパンマック副代表理事の荒木龍彦氏は、保護観察の仕事を通して川崎マックのスタッフと出会った経験を語り、その支援の質の高さを高く評価しています。
「保護観察の仕事を続ける中で出会った川崎マックのスタッフは、自身が依存症に苦しんだ経験を持っているため、外部の専門的なケアに支えられながらも、利用者の方々を同胞として包み込むような支援を行っています。保護観察中であった人も含め、依存症の人の回復を支援する方法としては最良のものの一つであると確信をもっています。」
川崎マックは、今後も地域住民との連携を深めながら、依存症者の回復支援を続けていくとのことです。
会社情報
- 会社名
-
特定非営利活動法人ジャパンマック
- 住所
- 東京都北区滝野川6-76-9エスポワールオチアイ1階
- 電話番号
-
03-3916-7878