東京工芸大学と成均館大学の国際プロジェクト
2026年の春、東京工芸大学(TKU)と韓国の成均館大学校(SKKU)が協力して行った国際共同プロジェクトが、学生たちのクリエイティビティを引き出す絶好の機会となりました。本プロジェクトは、AIを活用し、課題解決型の新しい教育モデルを提案することを目的としています。この授業は、東京都中野区のTKUにおいて、近藤テツ教授の指導のもと、7名の学生が参加し、成均館大学校からは9名の学生が参加する形で実施されました。
このプログラムは、両校の教授陣が連携し、文化芸術やデザイン、産業といった多様な分野を結び付けることで、学生たちが実社会で必要とされるスキルを磨くことを目指しています。授業は2026年1月20日から3月4日までの期間にわたり、国際的な連携教育プログラムとして展開されました。
学生による商品企画提案
授業の中で、学生たちは韓国のポータブルスマートデバイス専門ブランドであるBluefeel社が提供した「携帯型発熱式タンブラー」の商品企画を提案するというテーマで取り組みました。この企画にあたり、日韓両国の学生はチームを組み、市場調査やユーザー分析を行い、AI技術を活用した商品企画を立案しました。実際に製品の試作も行ない、次期製品へのイノベーション提案まで行いました。
授業では、1月から日本と韓国をオンラインで結んでミーティングを重ね、2月には成均館大学校の学生が日本に訪問、3月にはTKUの学生が韓国に渡り、対面での交流も行いました。こうした国際的なプロジェクトは、言語や文化の違いを越えて、学生たちに貴重な経験を提供しました。両国の市場特性や文化の違いを理解しながら、共通のプロダクトを基にした「共創」のプロセスを体験しました。
フィードバックの重要性
プロジェクトの最終段階では、3月3日に成均館大学校の教室で3つのチームがBluefeel社の代表に対し、提案を行いました。このフィードバックを受けることで、学生たちは専門的な視点からの指導を受ける貴重な機会を得ました。企業の実製品を対象としていることから、授業は単なる学生間の交流にとどまらず、プロフェッショナルな視点からの学びが得られるものとなりました。
近藤教授は「国を超えて互いに理解し合うことで、現代の変化の激しい時代においてもAIやITを活用して活躍してほしい」と語り、今後もこのような国際交流の促進に努めていきたいと考えているようです。
プロジェクトの振り返りと今後の成長
学生たちは、このプロジェクトを通じてグローバルなキャリアへの意識を高め、多文化理解を深めました。日本と韓国の両校の関係は、今後も継続的に発展していくことでしょう。この共創活動が、さまざまな分野で新たな価値を生み出すことが期待されています。
本授業は、今年で6回目の実施となり、両校の学生たちによる国際的な連携が深まることを目指しています。東京工芸大学の学生たちが、未来のデザインやビジネスの分野で活躍する姿を期待しています。