ルイ・ヴィトンの「トラベルブック」シリーズに新たな名作「ミラノ」が登場
2025年春、皆が待ち望んだルイ・ヴィトンの「トラベルブック」シリーズから、新たに「ミラノ」がラインアップに加わります。このシリーズは、旅の魔法とアートの融合をテーマに、さまざまなアーティストがその独自の視点で世界の都市や地域を描く作品として知られています。
ジャンヌ・デタランテによる独自の表現
「ミラノ」のページを彩るのはフランス人アーティスト、ジャンヌ・デタランテです。彼女は、メディア、出版、そしてファッションの各分野で多才な才能を発揮してきました。この作品では、デタランテがミラノのユニークな風景や文化を彼女自身の視点からアートとして表現しています。
2025年4月12日から5月11日までの間、フランス・アルルで開催される第3回「フェスティバルデュデッサン」では、彼女が「トラベルブックミラノ」のために手がけた原画の一部が展示される予定です。他にも、「トラベルブックブリュッセル」や「トラベルブックモロッコ」に関連する原画も見ることができる貴重な機会です。
アートを通じた旅の感動
ルイ・ヴィトンは、旅をアートとして捉え、それを重要な一部として捉えています。「トラベルブック」は旅に対する創造的な対話を可能にする作品です。2010年から続くこのシリーズは、様々なアーティストに地名や文化、景観を描く機会を提供し、見たことのない場所を訪れる興奮や感動を表現してきました。
アーティストたちは、未知の土地で感じた文化の違いや建築の美しさ、生活様式の多様性を、彼らの初めての体験をもとに表現します。これにより、彼らの作品には感動、驚き、喜び、さらには不安さえもが反映されています。
「トラベルブック」シリーズは、各アーティストによる旅の物語を共有する場であり、地理的な紀行とアートを巡る旅の2つの要素が絡み合っています。
ジャンヌ・デタランテのミラノ体験
ジャンヌ・デタランテは、イタリアに特別な思いを馳せています。彼女の曽祖父母がトリノ周辺の出身であることから、イタリアにはルーツを感じます。この国は、彼女にとって日常から解放される場所であり、新しい視点を得るための重要な空間となっています。これまで何度も訪れたミラノで感じたのは、その活気です。ファッション、デザイン、アートが共存するこの都市は、その多様性と魅力で彼女を魅了し続けました。
デタランテは、ただ街を訪れるのではなく、その細部に目を向け、隠された美しさや独自のスタイルに感銘を受け、その経験を描き残しています。彼女の作品には、壮麗な建物や街角の看板など、あらゆるディテールが込められています。彼女は、ミラノの奥深さを多様な表現手法を用いて見事に引き出しているのです。
さまざまなエディションの発表
「トラベルブックミラノ」は、スタンダードエディションとラージフォーマットのコレクターズエディションの2種類が用意されています。各エディションには、アーティストの旅行記や経歴、83点のドローイングが収められています。
- - スタンダードエディション: 価格は6,820円(税込)、全144ページ、横長フォーマット。
- - ラージフォーマット・エディション: 価格は25,300円(税込)、限定1,000部で、全144ページ。
また、リミテッドエディションも用意され、30部限定でアーティストのサイン付きデザインです。これらは手作りのブックケースに保管されています。
ルイ・ヴィトンの出版の軌跡
ルイ・ヴィトンは、過去20年以上にわたり自身が制作する書籍を出版し、「旅」をテーマに数多くのタイトルを用意しています。この「トラベルブック」シリーズを通じて、アートと旅の関係を探る新たな試みが続いています。
ルイ・ヴィトンのこの新たなシリーズは、旅の魅力をアートという形で紡ぎ出し、私たちを夢の世界へ誘ってくれることでしょう。