豊岡市に誕生した新しい文化発信拠点
兵庫県豊岡市に、お馴染みの大型歴史的複合施設「とゞ兵」が新たに「DICT Base Toyooka」として誕生しました。このプロジェクトは、web3/DAOによる共創イノベーションのための社会実験コミュニティ「DICT」が手掛けています。
歴史とともに歩んできた「とゞ兵」
「とゞ兵」は1929年に創業した老舗の高級料亭で、宴会や結婚式場として地元で愛されてきました。しかし、時代の流れと施設の老朽化から、2010年に取り壊しの危機に立たされました。そこで現オーナーの小山俊和氏がこの建物の再生を決意し、2018年から複合施設としての再生計画をスタート。その結果、2021年には兵庫県の景観形成重要建造物として認定を受けるまでになりました。今日では音楽やアートイベント、マルシェなど、豊岡の文化を発信する新たな場となっています。
「DICT」の使命と新拠点の役割
「DICT」は、Design, Innovation, Co-Creation, Technologyの頭文字を取った名称で、2022年に設立されました。現在の本拠地は東京都渋谷区のDICT CUBE TOKYOで、これまでに神奈川県三浦市、沖縄県宮古島市、山梨県富士吉田市にサテライト拠点を展開してきました。今回の「DICT Base Toyooka」はこれらの新拠点の一つであり、豊岡市の地域活性化を目指しています。
新拠点では、地域コミュニティの連携を強化しながら、相互のリソースを活かした共創を進めていく予定です。これにより、地域に根ざしたさまざまな社会課題の解決も目指しています。
新たな交流の場としての期待
「DICT Base Toyooka」は、地域の人々、アーティスト、企業などが集まり、コラボレーションを実現する場としての役割を果たします。例えば、新しいビジネスモデルの創出や、地域の特産品や文化を広めるためのイベントなどが計画されています。このような取り組みを通じて、豊岡市が持つ文化的な魅力を再発見し、国内外に発信していけるでしょう。
豊岡の未来を共に築く
今後、豊岡市の新しい文化発信拠点「DICT Base Toyooka」がどのように地域に貢献していくのか、目が離せません。「とゞ兵」が持つ歴史と共創の精神が融合することで、豊岡市が新たな魅力を獲得することが期待されています。地域の人々が集まり、共に未来を築く場所として、この新しい拠点にぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
詳細については、
とゞ兵の公式ウェブサイトをご覧ください。