不動産業界を変革するAIテクノロジー
北海道の札幌市に拠点を置く株式会社RealtyBankが、2025年11月1日に新たなAI技術「Image to Imageモデル」を正式に発表しました。このモデルは、リアルな室内の構図を保存しつつ、家具を素早く配置できるという画期的な機能を持っています。
30秒で家具配置、コストも抑えられる
この新しいAI技術は、平均的な生成時間がわずか30秒で完了し、利用料金はサブスクリプション契約を利用することで1枚あたり100円からスタート。これまでの方法に比べ、非常に効率的かつ経済的です。さらに、ユーザーは簡単にアップロードした画像のスタイルを選び、希望の部屋の種類を指定するだけで、AIが適切な家具レイアウトを提案します。このレイアウトは、通路や扉などの動線を考慮して自然に配置されます。
日本市場に特化した機能
RealtyBankの新機能は、日本の住宅特有のニーズに応じて開発されています。このため、海外製のAIでは難しかった、日本の間取りや家具の特性がきちんと学習されています。これまでのAI技術では、実空間と合致した画像を生成するのが難しく、しばしば構図が崩れることがありましたが、新モデルではそれを克服。日本国内の不動産広告や設計の現場で、信頼できる生成画像を提供します。
内装変更機能が無制限!
加えて、サブスクリプションを利用すると、床・壁・天井の素材変更機能が無制限で使用可能になります。これは非常に価値のある特典であり、サンゲツ社の最新の壁紙や床材、天井材を約1000点も追加収録しているため、編集の選択肢が大幅に広がります。この機能は、内装デザインの提案やリノベーションの計画にも最適です。
前後比較が容易に
新しいUI機能として、生成前後のイメージをスライドで比較できる「スライド表示機能」が追加されました。これにより、顧客に対して変化の「ビフォー・アフター」を視覚的に示すことができ、提案力の向上につながります。顧客に対して確実な説得力を持って見せることが可能になります。
今後の展開
RealtyBankは、この技術を基に2025年11月以降には対応間取りを5タイプに増やし、さらに12月以降には様々なインテリアスタイルを9種類に拡充する予定です。これにより、ユーザーはより多様なニーズに応えることができるでしょう。
代表者のコメント
株式会社RealtyBankの川上代表は、「撮影した写真に暮らしの未来を描く」ことを理念に掲げ、この新しいAI技術が広告、販売、設計の現場での活用に役立つことを期待しています。この新機能の向上に全力をかけて取り組む意向を示しました。
この革新的な「Image to Imageモデル」は、不動産業界のデジタル化を推進する重要な一歩となるでしょう。今後が非常に楽しみです。