NECの創立記念日に感謝の花束作りイベントを実施
東京都港区に本拠を置く一般社団法人花の国日本協議会が、農林水産省の助成を受け、NECと共同で2025年7月17日の創立記念日に"家族への感謝"をテーマにした花束作りのワークショップを初めて開催しました。このイベントは、日頃の感謝の気持ちを社員から家族に伝えることを目的としており、社員のウェルビーイング向上にも寄与することが期待されています。
家族への感謝の思いを花に託す
NECでは、毎年12月のHappy Holidaysイベントを通じて社員とその家族への感謝を伝えてきましたが、創立記念日という特別な機会にこの思いをより強くするために、新たに花束作りのイベントを企画しました。この趣旨に賛同した花の国日本協議会は、\"創立記念日は社員とその家族に感謝を伝える日\"と再定義し、全国にこの理念を広めていくための活動を行っています。
当日は、社内の共創空間を会場にし、NECのコーポレートカラーである青をテーマにした花束作りが行われました。旬の青い花であるデルフィニウムと、感謝の象徴であるカスミソウを使用し、70名の社員が自らの手で花束を制作しました。
参加費は1500円で、普段花との関わりが少ない方々も参加し、若手社員の参加率は36%に上るなど、多くの社員の身近な感謝を表現するチャンスとなりました。女性だけでなく、男性の参加者も多く、様々な年代の社員が集まったことにより、新たな交流の場も生まれました。
ワークショップの後に広がる感謝の輪
ワークショップ終了後、参加社員にアンケート調査を実施したところ、参加者からは\"自分で花束を作る体験ができて良い思い出になった\"という声や、\"他部門の社員と交流できる機会があったのが楽しかった\"といった感想が寄せられました。また、家族に贈った花束については、多くの参加者が\"家族の反応に驚いた\"、\"これを機に家族との会話が増えた\"と報告しました。特に、\"青がきれいで、ありがとうと言われた\"といった声からも、花が家族との絆を深めるきっかけとなったことがわかります。
企業への愛着を育む花の力
花がポジティブな感情をもたらし、社員の会社への愛着を育む効果が見える結果となりました。多くの社員が、ヒトと花を介したコミュニケーションの価値を再認識し、日常生活に花を取り入れることへの関心を高める機会にもなったこの活動は、今後の継続開催に向けた期待も抱かせるものでした。イベントを企画したNECスマートリテール統括部の御舩氏は、参加者からの反応に手応えを感じており、また開催したいという声が100%に達したことに対し、今後もこの取り組みを続けていきたいと述べています。
花の持つ力を再評価
花業界では、サステナブルな取り組みと、ウェルビーイングを促進する活動が行われています。参加者の声からも、花がもたらす心の豊かさを感じることができる新しい価値として、花の持つ力が改めて注目されています。今後も花を通じて人々の心の健康を促進し、社会全体へと広がっていくことが期待されます。
このように、NECと花の国日本協議会の取り組みは、ただの花束作りではなく、社員とその家族の絆を深め、企業文化を良い方向へと導く新しい試みとして注目を集めています。