量子技術の未来を切り開く:YaqumoとIIScの提携
日本の量子技術スタートアップ、株式会社Yaqumoは、インド理科大学院(IISc)との間で、量子技術分野における戦略的連携に向けたLOI(Letter of Intent)を締結したことを発表しました。この提携は、2026年に締結された日本とインドの間の「量子科学・技術・イノベーションに関する意向表明書」に基づき、両国での量子技術協力の進展を目指すものです。
量子技術協力の見込み
本連携では、量子ハードウェア、光制御技術、量子システムエンジニアリング、量子ソフトウェア、アプリケーションなど、多岐にわたる領域での共同研究や産業化の可能性を模索します。特にYaqumoが開発する量子システムとその関連ハードウェア技術については、研究・検証・実証を通じて、インドにおける産業利用の視点から活用を進めていく計画です。
加えて、この連携は、インド国家量子ミッション(National Quantum Mission: NQM)の活動とも密接に関連しており、IIScが量子科学技術研究において果たす重要な役割を支援します。お互いに協力することで、両国における量子技術の研究開発、産業化、さらには社会実装の加速を目指します。
Indian Institute of Science(IISc)の役割
IIScはインド・ベンガルールに位置する、国内最高峰の研究機関の一つです。量子科学、先端計算技術、半導体、AIなどの先端分野で世界的に評価される研究を展開しており、特に量子科学技術においては、NQMとも連携しながら、量子コンピューティングや量子通信、量子デバイスの研究開発を推進しています。
株式会社Yaqumoについて
Yaqumoは冷却原子方式を用いたスケーラブルな量子コンピュータの開発に注力している日本のスタートアップです。彼らはハードウェアとソフトウェアの協調設計によって、実用的な誤り耐性のある量子計算を実現することを目指しています。企業本社は東京都千代田区にあり、設立は2025年です。
この提携が示すように、日印両国間の量子技術に関する連携は、今後ますます注目され、拡大していくことが期待されます。共同研究の進展が、量子技術の新たな応用を生むことにつながるでしょう。
今後の動向に注目です。