明治時代の貴重な資料が語る、紅梅小学校と徳丸村の歴史
東京都板橋区立郷土資料館では、令和6年7月13日(土)から9月16日(月)まで、区立紅梅小学校創立150周年記念展「そのかぐわしき名をあげよ~徳丸村の学び舎から~」を開催いたします。
板橋区内最古の小学校の一つである紅梅小学校は、明治7年(1874年)に安楽寺内に設立され、今年で150周年を迎えます。今回の展覧会では、区登録有形文化財である紅梅小学校校史資料をはじめ、地域で大切に守られてきた資料を展示し、村とともに歩んできた紅梅小学校の歴史を振り返ります。
寺子屋から地域に根ざした学校へ
紅梅小学校設立以前には、地域に有志による寺子屋が存在していました。紅梅小学校は、これらの寺子屋を統合する形で開校されました。明治22年(1889年)には、村民の寄付によって現在の場所に校舎が建築され、大正11年(1922年)には個人の寄付によって廃校の危機を脱しました。
寺子屋の師匠から紅梅小学校の教員となった人物もおり、まさに村が創り、村が支えてきた学校と言えるでしょう。
展示内容
今回の展覧会では、紅梅小学校の歴史を以下のテーマで展示いたします。
明治時代の開校と地域社会との関わり
学校建築と校舎の変遷
教育内容と教材の変化
学校生活と地域行事
著名な卒業生
イベント情報
展覧会期間中には、以下のイベントも開催いたします。
学芸員によるギャラリートーク
- 8月31日(土)・9月14日(土)午後3時~3時30分
- 展覧会担当の学芸員が、展示の見どころを詳しく解説いたします。
講座(明治大正期の特色ある学校づくり)
- 9月7日(土)午後1時30分~3時30分
- 紅梅小学校の学校園を事例に、明治・大正期に北豊島郡で奨励された、学校敷地内に農園を設置し農作物を育てる取り組みについて、史料を用いながら紹介します。
- 事前申込制、応募者多数の場合は抽選
紅梅小学校の歴史を体感する機会
今回の展覧会は、紅梅小学校の歴史をたどりながら、地域の歴史や教育の変遷を深く理解できる貴重な機会です。ぜひご来館ください。
開催概要
事業名: 紅梅小学校創立150周年記念展「そのかぐわしき名をあげよ~徳丸村の学び舎から~」
日時: 令和6年7月13日(土)~9月16日(月・祝) 午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日: 月曜日(祝祭日の場合は翌火曜日が休館)、7月16日(火)、8月13日(火)
入館料: 無料
場所: 板橋区立郷土資料館(東京都板橋区赤塚5-35-25)2階企画・特別展示室
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問い合わせ: 東京都板橋区生涯学習課郷土資料館 電話:5998-0081