経済産業省が推進する出向起業の新事業への挑戦
2021年7月9日、経済産業省が発表した情報によると、令和3年度の新規事業創造支援事業として、11件の”出向起業”案件が選ばれたことが明らかになりました。この施策は、一般社団法人社会実装推進センター(JISSUI)が実施するもので、企業での新事業創出を促進する目的があります。
出向起業とは?
出向起業とは、個人が所属する企業を辞めることなく、外部のベンチャーキャピタル(VC)や自分の資産を利用して起業を行い、設立したスタートアップに出向いて新事業を展開することを指します。この新しい形の事業開発は、特に昨今のコロナ禍において、新たなビジネスチャンスを創出する可能性を秘めています。
但し、日本国内では多くの優秀な人材が大手企業に集中し、新たな挑戦機会が不足しているのが現状。加えてコロナの影響で、企業内での新規事業へのリソース投下が難しくなっている状況です。そのため、この事業は経済のダイナミズムを生み出すために欠かせない施策となるでしょう。
今年度の公募について
今回の一次公募によって採択されたのは11の事業で、これに続く二次公募は2021年8月に予定されています。詳細については、公式ウェブサイトで発表されるとのことです。
今回の取り組みは、企業の経営資源を有効活用し、「人材の育成」や「新事業の創造」を加速させることを目指しています。また、この補助金を通じて、多様な経営人材の育成とエコシステムの構築を促進する意義があります。
採択された事業者たち
採択された事業者の詳細は、公式サイトにリストされることになっています。これにより、どのような事業が選ばれたのかが分かるでしょう。今後の新たなビジネスモデルやスタートアップがどのように成長していくのか、大きな注目が集まっています。
公式ウェブサイト
さらに詳しい情報や、採択事業者の情報は以下の特設WEBサイトで確認できます。ぜひご覧ください。
特設WEBサイト
経済産業省が推進するこの出向起業の取り組みは、次世代の新規事業創造のカギを握っていると言えるでしょう。新たなビジネスの発展に期待がかかります。